ナブッコ調印式での欧州委員会バロッソ委員長挨拶
2009年07月13日付 Yeni Safak 紙
ホセ・マヌエル・バロッソ欧州委員会委員長は、ナブッコ・パイプラインの実現のためにトルコと共同で取り組んできたとし、「この合意は、欧州連合とトルコの間の新しい関係の扉を開きました。そして、さらに先へと導くでしょう」述べた。
アンカラで開かれたナブッコ会議で演説したホセ・マヌエル・バロッソ欧州委員会委員長は、エネルギー問題が、ヨーロッパと、トルコ・カスピ海沿岸諸国・中央アジア諸国の間の新しい関係を築くだろうと話した。
バロッソ委員長は、「パイプラインは鋼鉄でつくられているかもしれないが、ナブッコは諸国民の間のセメントのようだ」との譬えをつかった。
バロッソ委員長は、今日トルコと欧州連合の間の戦略的結束が強まっている点を強調し、「しかし関係は具体的な成果を必要とします。ナブッコは実際に、実感できる利益をもたらすでしょう」と話した。
一方、アゼルバイジャンのナトゥック・アアリエフ・エネルギー大臣は、エネルギー分野で異なる国々の要求に答えることを通じ、国際経済の面でアゼルバイジャンの重要性を強化することが最も基本的な目的であると述べた。
アアリエフ大臣は、エネルギー分野におけるトルコやグルジスタンとの協調をさらに深めたいと述べ、ナブッコ計画についても「とても積極的に取り組む」と強調した。
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( 翻訳者:木村納菜 )
( 記事ID:16938 )