民主市民党からPKKへ、和平の呼びかけ
2009年07月14日付 Yeni Safak 紙

民主市民党(DTP)の国会議員であるアイセル・トゥールク氏は、平和プロセスの進展のためにDTPに対する停戦期間を延長するよう呼びかけた。

民主市民党は7月15日にディヤルバクルで行われる予定の平和の行進を前に記者会見を行った。ディヤルバクル・シュメール公園で行われた会見には、DTPの国会議員のアイセル・トゥールク氏とDTP所属の複数の首長が参加した。

行われた会見上でDTPのアイセル・トゥールク議員は、平和プロセスの進展のためにDTPに停戦期間の延長を呼びかけた一方、政府に対しては固定観念を取り払いつつ、継続して支援することを提案した。トゥールク議員は、問題の解決のためにはオジャラン、クルディスタン労働者党(PKK)、DTPと対話する必要があると強調し、エルドアン首相から世間に向けて「トルコ兵もクルドの若者も死んでほしくはない、そのために平和プロセスに取り組み始めよう」といった意思を示してほしいと述べた。

トゥールク議員の話は次のように続いた。
「PKKが主張する停戦期限は7月15日だ。現在クルド問題は民主的な解決の点において偏りがない状態だ。衝突は起こっていない。いま一度このプロセスを逃したり、無駄にしたりしてほしくない。われわれが望むのは7月15日にPKKがこの決定をもう一度再考して、この期限を延長することだ。このことを期待している。しかし次のことをよく理解しておく必要がある。平和は一方的なものではない。平和プロセスのためには交渉に向けた対話が必要だ。この平和の機会を逃さないために政治的な意思が非常に大きく求められる。気まぐれな考えは不要だと思う。政府は気まぐれになってはいけない。問題の解決において、演者を見ずして問題は解決できない。そのためにクルド問題の解決においてアブドゥッラー・オジャランさん、PKK、DTP、市民社会組織、そして知識人らを交渉プロセスに加えて、トルコの正常化プロセスを実現しよう。首相はこのプロセスに答えなければならない。ディヤルバクルから今一度申し上げる。我々は4万の人々を失った。肉体的、精神的に傷を負った。もう傷つけられたり死ぬことには我慢できない。もうクルド人とトルコ人が争うことには我慢できない。首相はこのプロセスを逃さないために意思を示さねばならない。表に出てこう言わねばならない。私は一人のトルコ兵も死なせず、また一人のクルドの若者も死なせないために、この問題の解決へのプロセスを始める、と。意思を示さねばならない。」

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( 翻訳者:三上真人 )
( 記事ID:16947 )