政府間の条約調印によって、活動が加速したナブッコ計画でパイプラインの警備にはEU特別軍が担当することが明らかになった。
エネルギー天然資源省上層部は、トルコにおけるパイプラインの警備は公的におこなわれ、計画に参画する他の国々ではこの任務は会社に関わるものであると話し、「このための法律を整備するために働きかけています。パイプラインの大部分はトルコに敷かれました。警備を特別軍が担当することは、予想される弱点では我々の責任を減らすことになります」と話した。
カスピ海の天然ガスがトルコを経由してヨーロッパに運ばれることを目指すナブッコ計画に関して、新たな詳細が明らかになってきた。調印された共同宣言によると、6ヶ月内に計画支援の条約を締結すると定めた協力国が、始めにパイプラインの警備に関して話し合いを始めたことがわかった。これによると、全長3282キロメートルのパイプラインの警備は各国の警備力に頼らない。ナブッコ計画のパイプラインの警備はEU特別軍が担当する。
■ 「なぜ軍警察が実行?」
エネルギー省上層部は、トルコで全パイプラインの警備についての議論では、軍警察が担当し、しかし他の国々ではこの任務が会社に関係してくると話した。上層部は、このため議論(の内容)を変えようと計画していると伝えた。更に、パイプラインのうち1998キロメートルがトルコに敷かれることも強調し、「これは国際的なプロジェクトなのです。パイプラインの警備を全ての国々が民間会社に委ねる一方で、なぜこの任務を我々の軍警察が担当しないとならないのでしょうか。警備がEU特別軍に関係するものとなると、予想される弱点ではこの特別軍が責任を担います。つまり、トルコに警備義務はないのです。勿論、公的秩序の確保の職務は、わが公安担当が常に権限を持ち、責任を担っています」と話した。問題の調整の担当主体は、国家間の条約で記載される警備の項目にしたがって実施されようと話した。
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( 翻訳者:百合野愛 )
( 記事ID:16965 )