クルディスタン自治区大統領、イラク国内のパレスチナ難民を自治区に移住させることに同意
2009年07月14日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ バルザーニー大統領、1万3000人のパレスチナ難民をクルディスタン自治区に移住させることに合意
2009年07月14日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面
【ラーマッラー:本紙:ワリード・アワド】
パレスチナの公式情報筋は月曜日、1万3000人のパレスチナ難民を今後 、イラクのクルディスタン自治区に移住させることになると明言した。
駐イラクのパレスチナ大使ダリール・クスーシー氏は、「クルディスタン自治区のマスウード・バルザーニー大統領が、イラク領内に居住している1万3000人のパレスチナ難民をクルディスタン自治区内の諸都市に移住させることに合意した」と語った。
先週パレスチナ運動選手団とともにアルビールを訪問したクスーシー大使は、クルディスタンへの難民移住計画は近日中に急ぎ行われると説明したが、期日については限定しなかった。
パレスチナ情報筋によると、バルザーニー自治区大統領はイラク南部や中央部に住む1万3000人のパレスチナ難民を、クルディスタン自治区内の諸都市へ移住させる案に合意した。アラブ諸国がこれらの難民を受け入れるのを拒否したために、近いうちに難民を〔クルディスタン自治区に〕移住させるための手はずを整える 準備を進めているところだという。
パレスチナのマフムード・アッバース大統領は、今年 4月半ばにクルディスタン自治区を訪問し、バルザーニー大統領と会談した。その後クルディスタン自治区のイマード・アフマド副首相が、1万3000人のパレスチナ難民を自治区に移住させる案にバルザーニー大統領が合意したと公表していた。
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( 翻訳者:香取千晴 )
( 記事ID:16995 )