対ガザ地区戦争における人権侵害行為についてイスラエル兵の新証言
2009年07月16日付 al-Hayat 紙

■ 対ガザ地区戦争に関するイスラエル兵の新たな証言:「パレスチナ人は『人間の盾』、軍指導部は市民標的を正当化」

2009年07月16日付アル=ハヤート紙(イギリス)アラブ世界面

【ナザレ:アスアド・タルハミー】

 今年初めの対ガザ地区戦争に参加したイスラエル軍兵士の新たな証言が文書やビデオ記録などのかたちで公開された。これらの証言では、イスラエル軍がパレスチナの非武装の市民に対して無差別に人権侵害行為を行い、理由もなく何百戸もの家屋を爆撃した犯罪にさらに焦点が当てられている。

 これらの情報は、イスラエルの団体「沈黙を破る」が、戦争に参加した正規部隊や予備役の兵士30人の証言が集められた120ページのパンフレットで明らかにされたものであり、3ヶ月前に別の兵士らが「イスラエル軍司令部の指示で『戦争への国民の支持を確保するために』兵士の負傷を避けるべく残虐な行為が正当化されていた」と証言していた内容は確かなものだと述べている。また、イスラエル兵はパレスチナ市民を「人間の盾」として利用することに躊躇せず、パレスチナ市民は「怪しい」建物にイスラエル軍部隊より前に進入させられ、多くの場合はパレスチナ人がイスラエル兵の前を歩かされ、肩に銃を突きつけられていたという。イスラエル最高裁判所が「人間の盾」行為を3年前に禁止したにも拘わらず、こうしたことが行われていた。

 同団体は報告書の中で、「イスラエル軍司令部は、国際法ばかりかイスラエルの国内法や最高裁判所の決定にさえ違反する行為について隠蔽している」と述べている。また、「証言を行った兵士たちはイスラエル軍のモラルの崩壊に不快感を覚えながら委員会に赴いた」と述べ、さらに「今回の証言は、イスラエル軍の公式の説明の信用性に疑問を投げかけるのに十分なものだ」と述べている。

(後略)

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( 翻訳者:梅原春奈 )
( 記事ID:16998 )