アフガニスタンで爆発により米兵4人と英兵8人死亡、負傷者30人以上
2009年07月13日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ アフガニスタンで戦闘が激化、米兵4人と英兵8人が死亡
2009年07月13日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面
【ロンドン:本紙】
アフガニスタンにおける軍事作戦が開始されて以来最も激しい流血の事態が続く中、24時間でアメリカ兵4人とイギリス兵8人が死亡し、負傷したイギリス兵30人以上が戦場からバスチオン軍事キャンプに空輸された。
米軍は昨日日曜日、アフガニスタン南部の道路脇に埋め込まれた爆弾2発の爆発により 兵士4人が死亡したと発表した。同国における暴力行為が激化し、同盟軍首脳部が戦略の見直しを迫られる中で、米軍が被った最新の人的損害である。
この10日間ヘルマンド地区ではアメリカ海兵隊とイギリス兵数千人が新たに大規模な攻撃を開始している。この地域はターリバーンの拠点の一つであり、アフガン国内で反乱勢力の資金源となっているアヘンの生産量が最も多い地域である。
今回戦場で損害が生じたこと(英軍事病院の1日の患者受け入れ数としては1982年のフォークランド戦争以来最大)で、イギリスでは、殆ど国民の支持を得ていない今回の戦争について疑問が浮かび上がっている。
しかし軍幹部らは、今夏にはさらに人命が失われるだろうと予測している。これが決定的な要因となって米軍の配備が強化され、次期選挙以前にターリバーンの支配下にある地域を制圧することを幹部らは願っている。
(後略)
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( 翻訳者:桑山沙央里 )
( 記事ID:17008 )