160年ぶりに出現—アヤソフィアの天使のモザイク
2009年07月25日付 Hurriyet 紙

アヤソフィア博物館で160年ぶりに日の目を見た知天使についてギュナイ文化大臣は、「人生でこれほど興奮したのは初めてだ」と述べた。ギュナイ長官は、アヤソフィアの他の3体の天使像にも同様の試みが行われるという朗報をもたらした。博物館での試みをヒュッリイェト紙が世界に伝えた。

エルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣は、アヤソフィア博物館で160年ぶりにモザイク画の顔が日の目を見ることになった知天使(熾天使)に関して記者会見を行った。ギュナイ長官はアヤソフィア博物館で、多くの外国のメディア関係者も参加する中、記者会見を行い、「これほど興奮する試みにかかわったのは人生で初めてである。将来足場が再び作られれば、他の3体の天使像でも同様の試みを行うことを計画している」と述べた。


■歴史的な日
記者会見を「歴史的な日」と位置づけたギュナイ長官は、次のように述べた。「ドームの北東側4分の1の部分で行われたこの試みは、アヤソフィアと、おそらくキリスト教神学にとって非常に重要な試みである。熾天使と呼ばれる、楽園の番人で最上位の天使と認められる像のうち、1体のモザイク画の顔が公開された。この価値ある作品は900年代から1300年代の間に作られたと考えられている。厳密にどの時代に属するものであるかについては、画材に対する調査がなされたのち確定される。これらの像にはさらに3体の像がある。以前に他の3体の天使像についてこの試みがなされなかったことは問題であったといえよう。今おそらく一定期間のうちにそれらの像を明らかにするつもりだ。これらを最後に見たのはスルタン・アブデュルメジトと建築家フォッサティだった。160年ぶりに今日初めて、私たち皆が目撃者となり、世界に知らしめることになる。2010年欧州文化首都のイスタンブルで世界から、そしてトルコ国内からやって来る人々は見学可能となるだろう。世界に対し、再びこの場所が重要な礼拝の場所で、聖具保管室そして博物館であることを私たちは意識しているということを知らしめることに努めるだろう。トルコの専門家たちが与えた情報によると、他の場所でも像がみつかっている。世界に同じ興奮を起こさせる新たな像が、新たな発見が出ると考えている。私の夢は世界で最も歴史的な建造物の1つであるアヤソフィアの全てを知り、守り、世界に伝えることである」

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:17034 )