イランの保守強硬派聖職者がアフマディーネジャードの解任を警告、イラクではイラン反体制派と治安部隊が大規模衝突
2009年07月30日付 Al-Ahram 紙

■最高指導者の命に従わなければ アフマディーネジャードを解任する と警告
■米軍司令官は過去にないほど イランがイラクに介入していると非難

2009年07月30日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【テヘラン、バグダード:諸通信社】

イラン体制の指導者間での闘争が激化する中、保守強硬派の聖職者アフマド・ハータミー師 はマフムード・アフマディーネジャード大統領に対し、「イスラーム共和国の最高指導者ハーメネイー師の命に従順でないとどうなるかわからない」と警告した。

イランの“リサーラ”紙に掲載された論説でハータミー師は、大統領選挙後に新たな政治危機を引き起こし、国民の怒りの大波を掻き立てた自身の決定について国民に謝罪するよう、大統領に求めたのである。

同じ頃、保守強硬派のイスラーム・エンジニア協会もアフマディーネジャード大統領に対し、解任の可能性があると警告した。

一方、イラクでは 、イラク駐留米軍のレイモンド・オディエルノ司令官が、イランがこれまでにないほどイラクに介入していると非難した。

またその頃、医療・軍情報筋は、ディヤーラ県アシュラフ地区でイラク治安部隊とイラン反体制組織ムジャーヒディーン・ハルクの支持者との間で流血の衝突が起こり、イラク警察の側に死者2名、イラン〔反体制派〕側に女性25名を含む300名の負傷者、軍と警察双方からなるイラク治安部隊側に110名の負傷者が出ていると伝えた。

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( 翻訳者:在間咲野 )
( 記事ID:17068 )