臨時アラブ外相会議、中東和平に関する米大統領の立場を歓迎
2009年06月25日付 Al-Ahram 紙
■アラブ諸国、オバマ大統領の立場を歓迎
■“見返りなし の関係正常化 ”というネタニヤフ首相の提案は拒否
■パレスチナ内部の対立を収束させ、ゼロ地点に戻ることなく交渉を再開させるとのエジプトの立場に支持
■米政府、入植地建設の継続を理由に、ミッチェル中東特使とイスラエル首相との会談をキャンセル
2009年06月25日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【マスウード・アル=ヘンナーウィー、ナスル・ザアルーク】
アラブ諸国の外相達は、たった10人の大臣しか出席しなかった臨時会合の閉会 にあたり、地域情勢に対するバラク・オバマ米大統領の立場に歓迎の意を示しつつ、地域紛争の解決にむけた米大統領の提案 に積極的に対応していくことを約束した。またアラブ外相たちは、和平交渉再開の条件として 、東エルサレムを含む 地域での入植活動の全面停止をイスラエルが遵守するよう求めた。
スーダンのアリー・アフマド・カルティー外務大臣が議長を務めたこの会合に参加したアラブ観測筋が本紙に明らかにしたところによると、アフマド・アブルゲイト外務大臣が提出した、和平交渉を始める必要性についてのエジプトの見解は参加者の支持を集め、1967年6月4日時点での境界内に東エルサレムを首都とするパレスチナ国家を建設する必要性が確認されるともに、イスラエルとの交渉をゼロから始めないことが確認された。
(後略)
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( 翻訳者:松屋直子 )
( 記事ID:17076 )