サアド・アル=ハリーリー氏がレバノン次期首相へ
2009年06月27日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ ナスルッラー、今後の準備と組閣の選択肢についてハリーリー氏と協議
■ レバノンのスライマーン大統領は今日、ハリーリー氏に組閣を委任へ
【ベイルート:本紙サアド・イリヤース】
金曜日にミシェル・スライマーン大統領と行った組閣協議の場でムスタクバル潮流は、サアド・アル=ハリーリー党首を次期レバノン政府の組閣にあたる任に推薦した。
ナビーフ・ビッリー国会議長も自分が属する議会内会派はハリーリー氏を次期政府の首班に指名 したと発表した。一方でヒズブッラーは誰のことも指名しなかった。
シーア派の反対派勢力“アマル”を率いるビッリー氏は、自分の会派が次期内閣に参加するためには、挙国一致内閣の樹立が条件となると伝えたという。一方、ビッリーと連携する反対派の要、ヒズブッラーは、議会内ヒズブッラー会派のムハンマド・ラアド代表が「同会派としては誰も首相候補に指名しなかったが、ハリーリー議員が首相指名を受ければ彼に協力するだろう」と述べた。
ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は木曜日の夜、ハリーリー氏と面会した。声明によれば、両党首は今後想定される準備や時期政府の選択肢について議論し、「落ち着いた前向きな雰囲気を賞賛し、対話と協力とおおらかさを旨とすることを確認しつつ 」、話し合いを継続することで合意した。
(後略)
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( 翻訳者:飯田桃子 )
( 記事ID:17078 )