ムバーラク大統領、イタリアサミットでアフリカ支援を訴え
2009年07月11日付 Al-Ahram 紙

■エジプト、アフリカの負債返済を一時凍結するようG8に呼びかける
■ムバーラク大統領がイタリアサミットの3日目に発言:「アフリカに有利な条件の借款を提供し、安全と平和の実現を」「包括的な視点から食の安全保障問題に取り組む共通ビジョンの具体化を期待する」

2009年07月11日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【ラクイラ:ムハンマド・アミーン・アル=ミスリー】

 イタリアのラクイアで開かれているG8サミットの三日目、ホスニー・ムバーラク大統領は先進諸国に対し、世界経済危機の悪影響を受けているアフリカ諸国の負債返済を一時的に凍結するよう要請した。また、気候変動へのアフリカの対応を支援するための資金と技術の提供により一層の関心を寄せるよう呼びかけると同時に、成長の基礎となる安全・平和・安定の実現を目指すアフリカ諸国の努力を支援するよう要請した。また、貧困国に有利な条件で融資をすることも提言した。

この大統領の発言は、アフリカ首脳陣とG8首脳たちとの朝食会で出されたもので、この朝食会では、アフリカが直面する諸問題が話題に上っていた。また、食の安全保障に関する拡大会合では、この問題に包括的な視点から取り組む共通ビジョンの具体化を期待していると述べた。

(後略)

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( 翻訳者:中島希 )
( 記事ID:17079 )