MHPバフチェリ党首のAKP「クルド問題解決策」批判へ、AKPから反論
2009年07月31日付 Radikal 紙

公公正発展党(AKP)副党首のアブデュルカーディル・アクス議員(イスタンブル選出)は、民族主義者行動党(MHP)バフチェリ党首の「(AKPによる)クルド問題解決政策」批判に対し、厳しく反論した。

アクス議員は、バフチェリ党首が昨日(7月30日)行った批判を「トルコ政治史に刻まれるほどの汚点」と書面でコメントした。アクス議員はまた、自らの思想で国民の支持を得られない者たちが、侮辱的な言動や嘘によって注目を集めようとしているのだと説明し、「バフチェリ党首は、近頃では頭に浮かんだことをいうのではなく、口についてでたことを言うことを、政治活動のように思っているようだ。トルコ共和国の首相に対し過度の攻撃を行っている」と語り、MHPを名指しで批判した。

「過去にたまたま政権にいたとき、その発言は互いに矛盾し、夕方には朝言ったことと違うことをいい、広場で公に人々に約束したことを守るのではなく、(それを)飲み込んでしまうような精神構造の人に、まともな対応を期待することは、そもそも現実的でなかった。彼は、自分のなかでの矛盾を社会の目にさらさないために、国家的問題を利用することもいとわない。頻繁に人々の恐怖心をあおり、暴動や差別の感情を増大させては愛国者にはなれないことを、バフチェリ党首に誰かが言って聞かせる必要がある。度々首相に暴言を吐き、中傷しているが、それでは国民の支持を得るどころか、それを失うことになるだろう。わが国のもっとも大きな問題に対し、政治責任をともなう行動をとらない者、対立・緊張をあおる立場をむき出しにしている者は、自分たちがいかに無責任であったかを選挙ではっきりと知ることになるだろう。」

アクス議員は、このような(バフチェリ党首の)コメントが自分たちの立場を揺るがすことはないと語り、「公正発展党はこの国のセメントである。統一、共生、友好の礎である。野党とは、破壊者を意味するものではない。野党とは、意味のない言葉を生み出すものではない。誰もが知っているように、トルコは自身の問題について、自力で解決する力を持っている。公正発展党は、トルコにその力があることを、党をあげて確信している。」と述べた。

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( 翻訳者:杉田直子 )
( 記事ID:17086 )