ケナン・エヴレン元大統領、重体
2009年08月03日付 Milliyet 紙

第7代大統領のケナン・エヴレン氏がボドルムのヤルカヴァクの別荘で体調をくずし、病院に運ばれた。

ケナン・エヴレン氏は、19時15分にヤルカヴァクから救急車でユニバーサルホスピタル・ボドルム病院に運ばれた。病院長のユスフ・ババイイト医師は、エヴレン氏の綿密な検査と調査は続いており、おそらく腸の出血に関係した不調があったのだろうと述べた。

■集中治療室で治療中

ケナン・エヴレン氏はヤルカヴァクの別荘で倒れた際に、一時、呼吸が止まったことがわかった。エヴレン氏に最初の手当ては、自宅の近くで待機していた救急車の医師によって自宅で行われた。エヴレン氏はその後、設備の整った救急車に移され、そこで手当てが続けられた。2台の救急車と警備担当者とともに病院に運ばれたエヴレン氏は、集中治療室で治療をうけ、輸血を受けたことがわかった。

■病院長からの説明

ユニバーサルホスピタル・ボドルム病院長のユスフ・ババイイト医師はケナン・エヴレン氏の体調に関して以下の説明を行った:

「ケナン・エヴレン氏は自宅で体調をくずし、呼吸が困難になったという知らせを受け、ただちに2台の救急車を自宅に送りました。呼吸困難になっていました。呼吸は止まるところでした。我々が行った最初の手当てで呼吸は正常になり、救急車に乗せました。その後病院へ向かう途中、ヤルカヴァクで彼の脈拍は30まで落ちました。血圧も低下しました。救急施設で手当てを行いました。
 心臓外科医のナセル・ジャン医師、麻酔医師たち、それに私自身も手当てを行いました。脈拍と血圧は正常値になりました。消化器官で出血が始まったため、輸血を始めしました。以前、彼は類似する消化器官の不調を訴えたことがありました。心臓と脈血管の病気に関する薬を処方されています。現在は集中治療室です。治療は続いています。今後、行われる予定の綿密な検査の後、よりはっきりとした説明が出来るでしょう」

病院長のババイイト医師は、記者たちの危険な時期に入ったのかということを受け、「この世代では、常にこのような消化器官に関連した出血や呼吸不良の危険があります。状態は依然、重篤です。」と述べた。
ボドルム郡長のアブドゥッラー・カルカン氏も病院に行き、エヴレン氏の健康状態に関する説明を受けた。

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( 翻訳者:白石百合子 )
( 記事ID:17106 )