ムバーラク大統領、非同盟諸国会議で演説
2009年07月16日付 Al-Ahram 紙

■シャルム・シェイフで非同盟運動を再生へ
■ムバーラク大統領、ダブルスタンダードを排しあらゆる人々に利益をもたらす新国際秩序の設立を訴え
■第15回非同盟諸国会議でのスピーチで大統領:「我々は平等と平和を求め、次世代によりよい暮らしを望む」「パレスチナ問題を筆頭とする安全と平和への脅威に打ち勝つ必要がある」「社会正義の基盤拡張と、女性・青少年の地位向上を求める」

2009年07月16日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【シャルム・シェイフ:本紙特派員団】

118カ国の首脳や代表らが出席し、かつて無いほどメディアの関心が集まる中、ホスニー・ムバーラク大統領は昨日の朝、シャルム・シェイフで第15回非同盟諸国会議を開会した。サミットに参加した筋からの情報によると、史上最大数の代表が結集したシャルム・シェイフサミットは非同盟運動の再生とみなされる。

開会式の冒頭、ムバーラク大統領は前回の非同盟諸国会議の議長国を務めたキューバのラウル・カストロ議長に言葉をかけた。カストロ議長は首脳らに対し、前回の会議の後に死去した非同盟運動のリーダーたちの功績を称えて、しばしの起立を求めた。カストロ議長は「このサミット後には運動がより力と団結を得るものと確信している」と明言し、キューバはエジプトの努力を支持するとして、「非同盟運動をリードする権限をこの運動の創始国のひとつであるエジプトに引き渡すことは、わが国の名誉である」と語り、非同盟諸国会議の議長権をムバーラク大統領に移譲した。

ムバーラク大統領はサミットで重要スピーチを行い、より公平でダブルスタンダードや差別のない、あらゆる人々に利益をもたらす政治・経済・商業における新国際秩序の建設を唱えた。ムバーラク大統領は「この新しい秩序は、途上国にとっての優先事項に配慮し、富裕国と貧困国との間の対応に民主主義を定着させ、国際機関や融資機関に途上国が対等に代表権を持てるようにせねばならない」と述べ、「非同盟運動諸国は平等と平和を求め、これからの世代のより良い生活、平和、安全、安定、発展、そして非同盟運動諸国間での一層の協力関係と、運動外の国々との効果的で強力かつ真のパートナーシップを希求する」と強調した。

また、ムバーラク大統領は、「平和と発展こそ、非同盟運動が目指す目標の核心である」と述べ、国際連帯と、国際的な平和と安全に対する脅威を克服するためのすべての国家間、人民間での協力を強化する必要性を訴えた。そして大統領は「こうした新しい国際社会の現状を目の当たりにした我々は、このサミットのメインテーマを“平和と発展のための国際連帯”に選んだ」と明言した。また、「国際的な平和と安全を妨げている脅威を皆よく心得ている。例えば、テロ、大量破壊兵器、NPT体制の後退、多くの継続する武力闘争や緊張状態、その最たるものがパレスチナ問題と中東和平である」と述べた。

それからムバーラク大統領は、昨年の基本食糧の価格高騰危機や、現在の世界経済危機、気候変動の悪影響、開発のために融資を受けることの難しさに触れつつ、国連の役割の活性化、テロ・組織犯罪・人身売買への対策、女性と青少年の地位向上、非同盟諸国内で社会正義の基盤を拡張し、教育とヘルスケアを発達させることなどを呼びかけた。

最後に大統領は、エジプトは運動の目標を実現し、その価値と原則を高める決意を固めており、これからも自国の立場と非同盟諸国の利益を擁護し続けると明言した。

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( 翻訳者:在間咲野 )
( 記事ID:17122 )