「クルド問題解決策」に関し、内務大臣、各党党首と会談へ―MHPはなし
2009年08月10日付 Zaman 紙

ベシール・アタライ内務大臣は、クルド問題解決策について、今週各政党党首らに会談を依頼したことがわかった。

同内務大臣は、クルド問題の解決策に関して意見交換するために各党党首と会談する予定なのが分かった。首相府筋の情報によれば、同内務大臣は今週中に行動をおこすことを計画している。

■MHPはなし

同内務大臣がクルド問題解決策に関して野党から援助を求める会談をおこなうと決定を下したことに民族主義者行動党(MHP)のヴラルが一番に反発を示した。同氏は「戯言を述べて敢えてわれわれのドアをたたくような人は誰もいまい」と述べた。

MHP会派代表代理のオクタイ・ヴラルは「『保守的な民主主義者』と言われる党は、今日政治的なクルド主義が政治的な目的を遂げることを、『民主主義的解放』として主張している」とした。

ヴラル会派代表代理は、同内務大臣が今週クルド問題に関して野党と会談すること、自身に約束を取り付けにくるか否かついての質問に対して、「MHPとして長年の親交を台無しにする、クルド労働者党(PKK)との議論が開始され、それらと手を取りあった時期に、この問題で決して会談を行うものではない」と返答をした。

MHPバフチェリ党首もクルド解放問題について声明をおこなったことに触れたヴラルは、「誰もこのような裏切りのプロジェクトの片棒を担ってはならない。政府を警告する。『保守的な民主主義』と言われる党は、今日政治的なクルド主義が政治的な目的を遂げることを、『民主主義的解放』として主張している。公正発展党(AKP)に投票した皆にこの問題について敏感に対応をするように呼びかけている。この政党はどこに向かい、誰の代弁をするのだろうか?どの政治的目的を実現させようと欲しているのか?」と話した。

共和人民党(CHP)オヌル・オイメン副党首は、「会談の必要性を感じない」と述べた。

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( 翻訳者:尾形知恵 )
( 記事ID:17158 )