サバンジュ・ホールディング、トヨタとの提携、解消へ
2009年08月14日付 Hurriyet 紙
サバンジュ・ホールディングは、トヨタヨーロッパ、三井物産と共有するトヨタサ(ToyotaSa)株の64.99パーセントを、ALJ(サウジアラビアのアブドゥル・ラティフ・ジャミールグループ)のALJ Lubnatsi販売株式会社に売却することを決定した。
サバンジュ・ホールディングからの文書での発表によると、見込まれている売却総額は8498万6,923ドルとなり、株式譲渡手続きに必要な許可申請プロセスが終了次第、売却が実施されると述べられた。
発表によると、株式譲渡プロセスの完了後、新しい会社の筆頭株主はALJ Lubnatsitpなり、25パーセントをトヨタヨーロッパが、10パーセントを三井物産が所有する。
■戦略的アプローチ
サバンジュ・ホールディングCEOのアフメト・ドルドゥンジュ氏は、この件に関し、サバンジュ・ホールディングとしては、全ての活動で株主に利益を生み出すことを目的としており、この理解に沿って今回のビジネスチャンスを活用したと述べた。
ドルドゥンジュ氏は、以前、生産部門を譲渡したときと同様、今回の売却に向けた決定も、この戦略的アプローチの一環であると指摘し、「どの業界でもそうだが、トルコでもこのような売買は既にグローバルな性質をおびており、トヨタサ傘下で我々が運営してきた販売流通部門を、グローバルな組織に売却することを決めた。我々の株を、全世界で55年間、トヨタの販売流通を担ってきたALJの経験豊かな者たちに委ねることになる」と語った。
ALJヨーロッパ担当のアリ・ハイダル・ボズクルト氏は、ALJ社がトルコを地域の自動車産業部門における最も重要な原動力と見ているとし、このために、ALJ社はダイハツ車の販売流通から始めたトルコでの投資をトヨタにより拡大させ、これは、ALJ社のトルコとその自動車産業部門の将来に対する信頼の表れであると語った。
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( 翻訳者:林奈緖子 )
( 記事ID:17201 )