断食は免疫システムを強化する!
2009年08月14日付 Al-Ahram 紙

■ 断食は免疫システムを強化する!

2009年08月14日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP国内面

 アインシャムス大学医学部の免疫学・リュウマチ学教授ミドハト・エル=シャーフィイー博士が確認したところによると、断食と免疫システムには強く緊密な関係があるとのことである。

断食による精神の安定と、それによって得られる平静さ、安らぎ、落ち着きといったものが、免疫の働きを向上させ、マクロファージの活性力を増すことで、体を攻撃するバクテリア、ウイルス、異物の破壊が行われるからである。

 同様に断食によってリンパ細胞に基づく細胞の免疫力が増すと同時に、体内感染を防ぐアミノ酸の分泌が増す。さらにその重要性ゆえに白血球の50~80パーセントを占める好中球と呼ばれる白血球の一種を活性化する。この好中球はあらゆる異物・バクテリアを攻撃し、アメーバのような動きによってこれらを破壊、酵素を分泌して消化し、特にバクテリアに関しては、抗酸化物質(超酸素)の最も重要なグループである過酸化水素となることによって、これを殺すのである。

 ミドハト博士によれば、断食中には癌細胞やウイルスに感染した細胞の広がりを防ぐだけでなく、それを殺してしまう力のある細胞が活性化されるという。

(後略)

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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:17208 )