ベシル・アタライ内相は、クルド問題への解決策を求めて始まった「民主的解決策」プロジェクトの一環として、昨日(16日)戦死者遺族と会見した。
アタライ内相は(PKKとの戦闘の)戦死者遺族の心情を聞いたと述べ、テロ問題を終わらせることを目標にしていると語った。
同氏は昨日アンカラ警察規律教育センターで、戦死者と兵士の家族協会の代表者からなる2つの異なるグループと昼食を共にした。アタライ内相は、10つの団体の代表者からなる2つのグループと面会した後、会見でトルコには265の戦死者遺族の団体があることを明らかにし、以下のように続けた。
「まだ、別々の県からいらした2つのグループとしか会っていません。この段階で私が行ったことは、耳を傾けることです。集まりへの参加者は、同時に戦死者の母親、父親、あるいは妻たちです。この種の集まりは神経を使う問題を含んでいます。今日まで多くの戦死者の葬列に参加しました。戦死者たちの母親、妻、家族らの感情や痛みをよく理解しています。葬列で母親たちは、一方では泣き、一方では上に立つ人々に『(こんな戦いを)終わらせて』と言います。我々が行っている試みはこれです。終わらせたいと思っています。集まりでは戦死者遺族が、今回始められたプロセスに関して、自分たちの思いや心情を率直に話してくれました。」
■批判した人もいた
遺族を代表して、リゼ戦死者遺族協会長のケマル・アクス氏が会見を行った。アクス氏は「有意義な集まりになりました。集まりに満足して別れました」と述べた。ベシル・アタライ内相は、その後12の団体の代表者から成る2つ目のグループと面会した。アンカラ戦死者遺族協会長のハミト・キョセ氏は、「国を裏切ったテロ組織に譲歩をしてほしくはありません。我々の国にクルド問題はありません、あるのはテロ問題です。戦死者遺族とテロリストの母親たちを会わせようという計画には反対です」と述べた。
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( 翻訳者:白石百合子 )
( 記事ID:17213 )