■　ファタハ、国民評議会の緊急会合のため対話会議を1ヶ月延期するよう要請

2009年08月20日付アル＝ハヤート紙（イギリス）HPアラブ世界面

【ガザ：ファトヒー・サッバーフ】

　信頼の置けるパレスチナ諸派筋と別の独立の消息筋が本紙に明らかにしたところによると、ファタハは今月25日に予定されていた次回の対話会議の延期をエジプトに要請した。同筋によると、ファタハはパレスチナ国民評議会（PNC）の緊急会合が今月26～27日の2日間にわたって行われる予定であり、対話会議は通常数日間にわたって行われるため不都合が生ずることに鑑みて、対話会議を無期限延期するよう要請したという。

　また同筋によると、ファタハは対話会議における代表団の団長であるアフマド・クレイウ（アブー・アラー）率いる一行が、エジプト情報総局のパレスチナ問題担当官であるムハンマド・イブラヒーム少将率いる代表団と会合を行った際に、対話会議の延期を要請した。

　同筋は、パレスチナ国民対話会議の次回の会合を来月25日にカイロで開くという提案が出されたと指摘した。先月25日に行われる予定だった対話会議が今月25日に延期されたのは、対話会議の日程がファタハの第６回総会と近かったため、延期するようファタハの要請があったためであることは周知の通りである。

　また、エジプトのウマル・スライマーン情報局長官と補佐官らは、日程をそのままにするか延期するかの決定は下していないという。エジプト政府高官らの全体的な意向は、今月末までに和解合意の調印を完了させるべく、ファタハとハマースの対話会議をこれ以上延期すべきではないというものだったからである。

（後略）

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（ 翻訳者:梅原春奈 ）
（ 記事ID:17252 )