「『一方的停戦』を9月1日に終了する」としたクルド労働者党(PKK)の決定を受け、PKKがトゥンジェリで攻撃準備に入ったことが確認された。このため、テロリストを無力化するため、治安部隊は、空からの援護も受けた包括的作戦を始めた。
トゥンジェリの治安部隊は、クルド労働者党(PKK)の「『一方的停戦』を9月1日に終了する」とした決定を受け、テロリストたちが活動準備を始めたことを確認した。軍警察(ジャンダルマ))トゥンジェリ地区司令部隊、第4特殊部隊旅団司令部隊、ホザート郡第51機動歩兵旅団司令部隊によってテロリストを無力化する目的で空からの援護も受けた包括的作戦が始まった。これらの対PKK作戦は、エルズィンジャン・トゥンジェリ間の境に位置するムンズル山、ビンギョル郊外、トゥンジェリの中央部に位置する郊外地域のオヴァジュク、ナジミイェ、ピュリュミュル、ホザートといった地区に集中して行われた。対PKK作戦では、これらの地区にシコルスキー航空機社製のヘリコプターで特別訓練を受けた部隊が降ろされる一方で、陸からも兵が送られた。
クルド労働者党(PKK)のテロリストが潜伏する深い谷と急な山に覆われた地域は、コブラタイプの戦闘ヘリコプターによって爆撃されている。
■兵士1名が負傷
対PKK作戦においてオヴァジュク郊外でテロリストが仕掛けた圧力式地雷の爆発により、兵士1名が負傷した。テロリストが仕掛けた爆弾のわなに対処するため、当該地域へ送られる部隊には、背負うことができる周波数変調式電子妨害装置が与えられた。
この一方で、PKKによる作戦を警戒し、山間部の軍駐屯所を中心に、すべての駐屯所において警備が最高レベルに引き上げられ、特殊部隊が(駐屯所警備の)任務に当たっている。
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( 翻訳者:萩原絵理香 )
( 記事ID:17274 )