エルドアン首相、「集権体制」堅持を主張―「解決策」の譲れない線?
2009年08月26日付 Hurriyet 紙
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、「集権体制についてはどんな憶測をも許すことはできません。なぜならこの集権体制をつくりあげるために何年もの歳月を費やして必死の努力をしてきました。このため、その源は24年はおろかトルコ独立戦争まで遡る程であり、それ相応の代償を払ってきたのです」と述べた。
エルドアン首相は、首相府センタービルで、トルコ戦傷者・殉職者遺族・遺児協会タネル・ウラン会長と共に協会役員を迎え入れた。
出迎えにあたり意義深い日に同席できて光栄であると述べ、次のように続けた。
「将来とわが国でのテロ問題に向け、この問題の解決過程でスタートした『民主的解決策』問題や、トルコでの統合政策に向け投じた措置ゆえに、今日あなた方と同席できることは、我々にとって非常に重要なことです。
疑いなく、トルコでは約25年間、非常に悲しく不幸な期間がありました。トルコの統合・共存のために内に外に目論んだ努力を、残念ながら、悲しい代償と共に払いました。もちろん、ここには血と涙がありました。そこには、涙を流した父母や国民の叫びがありました。
こうした事態に向け投じるべき措置が、もし24年前に進められていたとしたら、今日の様な状況になっていなかったでしょう。もちろん基盤となる活動が必要であったでしょう。この活動が行わるにあたり、今日、心理的、社会的な(葛藤の)過程があります。また軍事的・政治的・外交的な過程を要します。目下、経済的問題もあります。ここに(抱いている)感情は脇において責任ある立場にあるすべての成員は、国民的に手を携える形で、措置を講じなければなりません。
全ての問題は感情的にならずに、国民の統合・共存を目的として、常に申し上げているように、一つの国民、一つ国旗、一つ祖国、一つの国家という理解の下、この(解決)過程を進めていくことです。集権体制については、どんな憶測をも許すことはできません。なぜならこの集権体制をつくりあげるために何年もの歳月を費やして必死の努力をしてきました。そして…このため、その源は24年はおろかトルコ独立戦争まで遡る程であり、それ相応の代償を払ってきたのです。」
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( 翻訳者:三村麻衣 )
( 記事ID:17291 )