イスラエルがラマダーン期間中、アル=アクサー・モスクでの金曜礼拝参加を制限
2009年08月21日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエルがラマダーン期間中、アル=アクサー・モスクでの集団礼拝に壮年 男性が参加することを禁止
■モスク放火事件から40周年の記念日がラマダーン月の開始と重なる

2009年08月21日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【ラーマッラー:ワリード・アワド】

 イスラエル占領当局は、ラマダーン期間中にアル=アクサー・モスクで集団礼拝を行なおうとするパレスチナ人の立ち入りに制限を課した。

 パレスチナにおけるイスラエル軍連絡事務所責任者のウリ・メンデスは木曜、年齢50歳未満のパレスチナ人がラマダーン期間中にアル=アクサー・モスクに赴くことを許可しないと発表した。メンデスの説明では、50歳以上の男性と45歳以上の女性は、アル=アクサー・モスクに行くために占領軍の許可証なしでエルサレム市内に入る事 が許される一方、45歳以上の男性と30歳以上の女性がエルサレム市内に入るには、占領軍から許可証を手に入れる必要がある。45歳未満の男性と30歳未満の女性はアル=アクサー・モスクに行くためにエルサレム市内に入ることを許されず、エルサレムに入るための許可証を占領軍から手に入れる事も出来ない。

 ラマダーン月にパレスチナ人がアル=アクサー・モスクへ立ち入ることを制限するというこの措置がとられた今年は、ユダヤ人過激派によるアル=アクサー・モスクへの放火事件から40年という節目にあたり、占領当局はモスクを今もなお標的にし続けている。

 「ワクフと遺産のためのアル=アクサー基金」は、ここ数年イスラエルの機関によるアル=アクサー・モスクに対する行動が顕著にエスカレートし、前例のない危険を引き起こしていると強調する。1969年8月22日に過激派のマイク・ドゥーハンがアル=アクサー・モスクを放火した事件から40周年の報告書で同基金は、イスラエルの機関が「最近、アル=アクサー・モスクの瓦礫の上にいわゆる“第3神殿”を再建するというどす黒い夢を実現しようとし始めた」と述べ、宗教的なユダヤ人の集団が週に数百人、年間に何千人もアル=アクサー・モスクに侵入し、宗教儀式やタルムードに則った儀式をモスク内部で行い、宗教的な行進を組織したり、「神殿の儀式」と呼ばれるいくつかの儀式を行ったりしている点を指摘した。しかもこれらはイスラエル軍の監視のもと行われ、アル=アクサー・モスクの警備員を含むいかなる人物も彼らに近づいたり介入したりすることが禁じられるのである。

 一方、パレスチナのカーディー・アル=クダート〔=イスラーム司法の最高権威者〕で、イスラーム司法最高評議会長のタイスィール・アル=タミーミー師は、イスラエルによる占領がアル=アクサー・モスクをユダヤ化して神殿を建設し、一部をシナゴーグに変えてしまうという目的で、モスクを手中に収めるべく早急に実行している邪悪な陰謀に注意を促した。

タミーミー師はアル=アクサー・モスク放火事件から40年の節目に際し、木曜に発表した声明文において、ヘブロンにあるマクペラの洞穴で起きた出来事を踏襲するようなこの陰謀を完遂するために、占領当局がアル=アクサー・モスクに対して実行している危険なプロセスの一部について言及した。すなわち、ユダヤ過激派集団が日々アル=アクサー・モスクの敷地に侵入し、それをネタニヤフ政権に参加している極右政党が煽り、指示を出し、全面的に支援している。さらにはそれらの政党の軍事部門が彼らを護衛し、また占領当局に鍵を奪い取られたマグリブ門や、アル=マルワーニー礼拝所や女性用礼拝所といったアル=アクサー・モスクのその他の施設にパレスチナ人が近づく事を禁じ、制限された数の高齢者と女性以外、モスクに入る許可を出さないといったやり方をしているのだ。

(後略)

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( 翻訳者:川上誠一 )
( 記事ID:17294 )