「行き着く先は、武力抗争」―共和人民党は「クルド問題解決策」に反対発言
2009年08月24日付 Radikal 紙

共和人民党党首のバイカルは、国家安全保障評議会(MGK)が政府のクルド問題解決策を支持するとした声明に対して反発した。

民族主義者行動党(MHP)党首デヴレト・ベフチェリに続いて、共和人民党のデニズ・バイカル党首は、国家安全保障評議会(MGK)が政府の(クルド問題の)民主主義的解決策に支持を示したことを批判した。

党会合でバイカルは、「この計画がこれ以降も進められ続けば、トルコの平和が本当の意味で壊されるだろう。こうしたプロセスの最後に待ち受けるのは衝突である。首相はトルコ国家をもてあそんではいけない。こうしたプロセスに目をつむる人々は、個人であれ組織であれ、歴史的な罪を犯している。それが、誰であれ、まちがいなく、歴史的な誤りに加担することになるだろう。我々は共和人民党(CHP)としてこのような崩壊に加担するつもりはない」と述べた。

さらにバイカルは次のように述べた。

「みなさん、気を確かにもってください。トルコをもてあそばないでほしい。『政権にいられるのもあとわずかだ、外国に気に入ってもらおう』と言って、自分たちに委ねられたトルコを、最後にきて、ひどい状態に陥らせてはもらっては困る。

国家安全保障評議会(MGK)の会議は非公開である。会議で何が議論されていたかは分からない。我々にとって大事なのは公式発表である。『行われている様々な試みは国民を一つにし、また統合のためのものである。ゆえに、そうした試みを国家安全保障評議会は支持する』と述べているが、この試みがいかなる目的のものかは、私たちはまだ知らないではないか。(こうした発表のせいで)この(政府のクルド問題解決)プロセスが、「国家安全保障評議会(MGK)も政府のこのプロセスに賛成した。(PKKのキャンプのある)カンディル山にいる連中もプロセスに加わった」と説明されることになるのだ。

いったい何が、ここから何がでてくるというのだろうか?知らぬうちにそのプロセスに巻き込まれてはいけない。一部の人々はこのプロセスを支持しなければならなかったのだろう、諸般の事情がそうさせたのかもしれない。すでに述べたように、内的な動力もあれば、外的な動力もある。国家安全保障評議会よ、あとで「こんなことになるとは知らなかった」と、いうことになるだろう。しかしあなたの現在の(支持の)言葉が彼らに力を与えてしまっているのだ。このプロセスに加担してはいけない。」

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( 翻訳者:尾形知恵 )
( 記事ID:17296 )