イスタンブル・エスキシェヒル間で列車事故、5名死亡
2009年08月27日付 Milliyet 紙

エスキシェヒルーハイダルパシャ間を結ぶジュムフリイェト・エクスプレスは、本日夕方ボズユック付近で線路複線化工事の最中、滑りながら線路に倒れこんできた工事用クレーンと衝突した。機関車両は転覆し、客車5車両のうち1車両が横転したこの列車事故で5名が死亡、21名が負傷した。

 事故は17時30分前後にエスキシェヒルーイスタンブル線のボズユック付近のカラキョイ-アイヴァル区間で発生した。エスキシェヒルから11,023名の乗客を乗せたジュムフリイェト・エクスプレスはボズユック駅を通過した5分後に複線化工事区域に入った。スピードを上げ切っていなかった列車は、複線化に伴う橋梁工事の最中、傾斜地で滑りながら線路に落ちてきた侵入したキャタピラー付きクレーン車と衝突した。

■死亡者5名、負傷者21名 

 ジュムフリイェト・エクスプレスの機関車両は衝突の衝撃で脱線して転覆し、第一車両は横転し、一部分が機関車両にのめりこんだ。乗客は一瞬、命の危険を感じた。この列車事故で負傷せずに救出された乗客は車両から脱出し、被害の大きかった第一車両の乗客は肘掛椅子や鋼板(床)の間に挟まれていた。
 
 乗客のうち5名が死亡したこの事故で負傷者は多数に上った。死亡者のうち3名はトゥルガイ・ユルマズさん、メフメト・オズチュルクさん、そして14歳のムラト・キュルシャット・イェシルさんだと身元が判明した。40歳前後の女性と35歳前後の男性の身元は未だ判明していない。事故現場には医療チームと救助隊が派遣された。現場に到着した救助隊はすぐに負傷者のもとへ向かい、横転した車両に残された負傷者の救出活動を開始した。車両の窓を壊し、鋼板用カッターナイフで鋼板を切断した救助隊は、負傷者を約2時間で救出した。

待機していた救急車は、医療チームの最初の突入で救出された負傷者のうち、重傷者をエスキシェヒルの病院へ、軽傷者をボズユックやビレジキの病院へ搬送した。線路へ滑り落ち、事故の原因となったクレーン車を操縦していたメフメト・サイット・ユルマズさんも重傷を負い、エスキシェヒルのオスマンガーズィ大学病院で治療を受けた。

ジュムフリイェト・エクスプレスの事故で負傷せずに救出された乗客はすべて、TCDD(トルコ国営鉄道)が用意したバスでイスタンブルへ戻った。
事故のために閉鎖されていた線路では運転再開に向け、ジュムフリイェト・エキスプレスのひっくり返った機関車両と客車の撤去活動が一晩中続いた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:17298 )