ラマダーン月には夫婦喧嘩が減少することを研究で確認
2009年08月28日付 Al-Ahram 紙
■ ラマダーン月には夫婦喧嘩が減少することを研究で確認
2009年08月28日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP家庭面
【マナール・バイユーミー】
最新の心理学研究によって、ラマダーン月に夫婦喧嘩が減少することが明らかにされた。通常の月では一ヶ月に七件発生するのに対し、ラマダーン月には二件しか発生しないとのことである。
アズハル大学神学部が1000組の夫婦に対して行ったフィールド調査で明らかになった所によれば、ラマダーン月における精神的・心理的要因が、夫婦間および家族間での対応に良いモデルを示すことを助けるのだという。
アラブ・イスラーム研究学部の元学部長であるスアード・サーレフ博士によれば、断食の目的はアッラーを畏れることにあり、それはアッラーに従い、アッラーが禁じたことを避けることを通じて達成される。特に夫婦や家族の関係は重要で、夫は罵詈雑言や嘘その他の悪いマナーを避けねばならない。また妻や子供たちの前で微笑むことはアッラーへのサダカ〔喜捨〕であり、同様に夫婦にとって家族の絆を強め、家庭内で贈り物を交換することは必須である。それがこの聖なる月における好ましい振舞だからだ。
心理学者たちは、ラマダーン月の夫のイライラは、喫煙などの悪癖への依存症に起因すると見ている。同様に、日中飲食を断つことは、弱い精神の持ち主に影響を与え、彼らを緊張させるという。
(後略)
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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:17320 )