アタライ内相、「クルド問題解決策」1ヶ月の進捗報告
2009年08月31日付 Zaman 紙
内務大臣ベシル・アタライは、(クルド問題の)「民主的な解決策」の作業の一環として行った会談を総括し、「問題の解決が必要だという点で、社会の中に、明確で強固な合意のあることがわかった」と述べた。
アタライ内相は内務省会議場で行われた記者会見において、「民主的な解決策」の作業の一環として行った(ここ1月の)折衝の内容について説明をした。
アタライ内相は記者会見の冒頭で、シェムディンリにおいて殉職した4人の兵士の葬儀と埋葬が今日(31日)執り行われることを発表し、哀悼の意を表した。殉職兵士にアッラーの加護、その家族やトルコ国民に哀悼の意を述べたアタライ内相は、「私たちが進めている作業の成功の結果が得られ、この悲劇、この辛い知らせがなくなるように」と述べた。
アタライ内相は、ひと月の間にさまざまな政党の代表、22の市民社会団体、11の業種団体、殉職兵士の家族を代表する24の団体と面会しただけでなく、個人的レベルでも各種の討論を実現させ、昨日(30日)もいくつかの市民社会団体の代表と会談したと述べた。
「ひと月の間に行った会談と会議は今回のプロセスにとって、非常に有益であった」と述べたアタライ内相は、このプロセスを、幅広い会談、交渉、話し合いですすめるという理解で作業を行っていると述べた。
各種の会談では、異なる立場の代表の話を聞く機会を得られたと述べるアタライ内相は、これらの会談の目的は「共通意識の追求」であり、その点でも目的を果たしたと述べた。アタライ内相は、「問題の解決が必要であるという点では、社会に非常に明瞭で強い共通理解があることがわかった。皆、ほんとうに全ての人がテロの終わりを求めている。皆、我が国における民主主義の基準の向上を求めている。これらに反対する人は誰もいない」と述べた。
アタライ内相は、「私自身、大きな希望をもっている」と述べた。
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( 翻訳者:尾形知恵 )
( 記事ID:17333 )