ディヤルバクルで5万人、「名誉ある平和にYES(Evet)」集会
2009年09月01日付 Radikal 紙

民主市民党(DTP)がディヤルバクルで開催した平和集会に際して演説したオスマン・バイデミル・ディヤルバクル広域市長は、ハッキャーリで4人の兵士が殉職したことに関連して「クルド人の一人に生れたものとして私は宣言します。兵士に対して向けられた銃弾を、今後私に向けなさい、と。しかし、そのかわり、トルコの知識人やトルコの政治家にも言ってもらわなくてならない。今後はゲリラ兵に対して向けられた銃弾を自分に向けよ、と」と述べた。

ディヤルバクルでDTPが開催した平和集会で演説したDTPのディヤルバクル広域市長であるオスマン・バイデミル氏は、停戦は一方的に進むものではなく、双方的であるべきだと述べた。ハッキャーリで8月30日に4人の兵士が殉職したことに関連して「クルド人の一人に生れたものとして私は宣言します。兵士に対して向けられた銃弾を、今後私に向けなさい、と」と述べた。

この演説の後盛大な拍手を浴びたバイデミル市長の発言は以下のように続けた。

「しかし、そのかわり、トルコの知識人やトルコの政治家にも言ってもらわなくてならない。今後はゲリラ兵に対して向けられた銃弾を自分に向けよ、と。なぜならば死ぬことや殺すことによってこの問題は解決しないからだ。」

9月1日の「世界平和の日」を受けてDTPはディヤルバクル駅前広場で「名誉ある平和にYES(Evet)」と名づけられた集会を開いた。集会のためにディヤルバクルでは厳重なセキュリティー対策が採られた。

集会が開かれた広場には「クルド問題は、交渉相手(=オジャランをさす)によって解決される」「クルド問題の解決を遅らせてはならない」「名誉ある平和のために広場へ」「顔を太陽から背ける者は暗闇から出てくることはできない」と書かれた横断幕とともに、先日ギリシャでその生涯を閉じたアルメニア系の芸術家であるアラム・ティグラン氏のポスターが掲げられた。民主市民党が設置した「平和のテント」があるシュメール公園で集会を待っていた人々の一部は、テロ組織クルド労働党(PKK)を支持するスローガンを叫んだ。16時に広場に集まった人々の数は約5万人にのぼった。

■ 警官は子供たちにボールを配った

集会のためにディヤルバクル警察本部は、周辺の県からやって来た合同警察とともに厳重なセキュリティー対策を採った。集会のために警官たちの休暇が取り消され、4500人の警官が任務にあたった。11時に駅前広場に通じる全ての道路が封鎖され、警察犬によってプラットホームの下やその周辺に爆弾がないか捜査が行われた。

ディヤルバクル警察本部長のムスタファ・サーラム氏は、無線でアナウンスを行い、検問地点にいる警官に、市民に向けて礼儀正しく誠意ある態度で接するよう、注意を促した。警察は広場のすぐそばにある駅のモスクのミナレット(尖塔)にカメラを設置し、広場での全ての出来事を記録した。ムスタファ・サーラム警察本部長と他のセキュリティー対策の担当者らは、広場に設置された生中継機材からの映像を警察局内に設置された臨時公安本部から見まもった。

■ Roj TVの放送

広場からRoj TVが 生中継を行っているとの報告をうけ、警官らは全ての生中継機材の点検を行った。ディヤルバクル広域市も集会を生中継した。13時以降設置された検問地点から集会に参加する予定の人々は個々に調べられて中に入る一方、横断幕のついた棒は没収された。検問地点で任務にあたっていた警官らは子供たちに「我々はあなた達を信頼します。ディヤルバクル警察」と書かれた白色のボールを配布した。

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( 翻訳者:三上真人 )
( 記事ID:17342 )