ローマ皇帝アウグストゥスの良質の彫像頭部、デニズリで出土
2009年09月02日付 Radikal 紙
ラオディキアで、ローマ皇帝アウグストゥス像の頭部が発見された。ラオディキア発掘隊のジェラル・シムシェキ教授によると、これまで発見されたアウグストゥス皇帝の頭部の中で一番状態がよく、価値があるとみられる。
ローマ共和政時代を終焉させ、最初のローマ皇帝となったアウグストゥスの彫像の頭部が、エスキヒサル村近くのラオディキア古代都市で行われていた発掘プロジェクトによって出土した。ラオディキア発掘隊ジェラル・シムシェキ教授によると、ローマ最大で最強の皇帝アウグストゥスの彫像の頭部は、現段階までに出土し様々な博物館で展示されているものの中で、一番状態が良く、価値も高いと述べた。
パムッカレ大学科学・文学部考古学科によって七年に及び発掘・修復作業が行われているラオディキア古代都市において、ローマ共和政を倒した初代皇帝アウグストゥス(B.C.63-A.D.14)像の頭部が出土した。ジェラル・シムシェキ教授の指揮下、6つに区分けされた地区において、250人が発掘・修復にあたり、アウグストゥス像の身体部分の捜索が始まった。
ラオディオキア発掘隊のジェラル・シムシェキ委員長教授は、ローマ帝国初代皇帝アウグストゥス像の頭部は、発掘作業が行われていた厠の建物内で発見されたと述べ、“皇帝アウグストゥスは、ローマ共和政時代を終わらせ、帝政時代を築いた初代ローマ皇帝であります。アウグストゥスは、皇帝の地位にある間、アナドルにとても重点を置き、多くの建設活動を行った人でした。ローマ帝国歴代の皇帝の中で至高の神格を持つ皇帝でもあります。ラオディキアで発見された皇帝アウグストゥス像の頭部は、細工の技術の点で非常に質が高いです。このことも、ラオディキアが芸術や文化、豊かさの点でどれほど進んでいるかをよく示している一例です。今回私たちが発掘したアウグストゥス皇帝像の頭部は、今まで世界の博物館で展示されたものの中で最もいいものです。”と語った。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:大久保はるか )
( 記事ID:17358 )