9年前の共和人民党は今より勇気があった?
2009年09月05日付 Yeni Safak 紙
政府のクルド政策に反対する共和人民党(CHP)は、9年前に今よりも大胆な提案を行っていたという話が出てきた。アルタン・オイメン氏が総裁を務めていた時期にディヤルバクルで開かれた会議で、「CHPはクルド問題解決にもっとも近い政党だった。なぜ協力するのか。公正発展党(AKP)に聞いてみなければならない。政策の基盤がしっかり用意されているとは思えない」と発言していのだ(訳注:原文ママ)。これに関してCNNトルコの質問に答えたオイメン氏は、CHPがクルド問題に他の政党よりも早く取り組んだことを強調した。
■DTPとの対話不可欠
オイメン氏は、「CHPは問題解決の過程でより活発な役割を担うことが出来ると思いますか?」という質問には「問題解決はCHPなしには技術的になしえない。このような問題は広いコンセンサスの中で行なわれるのが望ましい。相手の立場に立って考えることではじめて解決する問題だ。また広い視野にたった土台が必要とされる」と答えた。また、「各政党が互いの状況を理解しあうことが必要だ」と話した。同氏は、「必要なのは次のことだ。この問題の多様な側面が政党内部でよく話し合われるべきだ。また内部のコンセンサスが必要だ。政党の中と外での対話に次ぐ対話。そしてDTPとも対話が必要だ」と述べた。
■憲法改正も、一般恩赦も
以下が9年前にCHPが掲げたクルド問題解決案の概要である。
・クルド研究所(の設立)とクルド研究活動の実施
・一般恩赦
・クルド語テレビ放送
・クルド語による教育機会の整備
・帰郷プロジェクト
・犠牲となった国民の被害補償
・人々が自由にクルド人としてのアイデンティティを表明できるようになること
・クルド人アイデンティティが禁止されないこと及び憲法改正への取り組み
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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:17377 )