アラブ外相会議、「アラブ和平提案はいつまでも有効ではない」
2009年09月10日付 al-Hayat 紙
■ アラブ外相会議:アラブ和平提案の条件を堅持、「無償の国交正常化」を拒否、「ユダヤ人移住」に警告
2009年09月10日付アル=ハヤート紙(イギリス)HPアラブ世界面
【カイロ:アフマド・ラヒーム】
アラブ諸国外相は、和平プロセスは包括的なプロセスであって分断し得るものではなく、アラブ和平提案はいつまでも交渉の前提として有効なわけではないと強調した。また、占領下パレスチナの入植地は違法であることを強調し、イスラエルへの移民を送り出している国に対し、ユダヤ人移民は中東の平和と安定や、それらの諸国とアラブ諸国との関係に深刻な脅威をもたらすと警告した。
イラクに関しては、アラブ各国外相は先月19日にバグダードで起こった爆破「テロ」を非難し、「このような行為は、国連安保理決議に基づく平和と安全に対する脅威を生み出している」と述べた。レバノンに関しては、国家が国境を武器の流入を含めた侵犯行為や攻撃から守り監視する権利を確認した。また、レバノン・シリア関係に関しては両国の利益を実現するプロセスが成果を上げていることを歓迎した。
各国外相は、昨日カイロで第132回目の通常会合を開いた。議長国はシリアが務め、19ヶ国の外相や外務担当国務相らが参加した。エジプトからはアフマド・アブルゲイト外相、サウジアラビアからはニザール・ブン・ウバイド・マダニー外務担当国務相、レバノンからはファウズィー・サッルーフ外相が参加した。
(後略)
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( 翻訳者:梅原春奈 )
( 記事ID:17428 )