巨大アタテュルク像開幕式にCHP市長「自分なら作らせなかった」
2009年09月12日付 Radikal 紙

イズミルのブジャで、高さ42mというトルコで最も大きく、世界でも10番目に大きい彫像プロジェクトが、3年で完成した。

アタテュルク像は先週、CHP(共和人民党)党首デニズ・バイカルのイズミル訪問中に公開されると言われていたが、ブジャ市長エルジャン・タトゥに反対する市議会議員たちの圧力によって、除幕が延期されていた。アタテュルク像は、昨日、CHP(共和人民党)イズミル選出議員アフメト・エルシンとイズミル広域市長のアズィズ・コジャオールが参加した除幕式で公開された。420万トルコ・リラという費用のため、少なからず議論を巻き起こし、前市長ジェミル・シェボイとそのプロジェクト・チームが告訴される原因ともなった胸像が公開された。10周年行進曲の伴奏のもと行われた除幕式で、CHP所属の新市長は、「自分だったら作らせなかった。400万トルコ・リラを学校や寮の建設にあてた」と述べた。

除幕式前と最中には、レーザー光線ショーが夜空を彩り、8分の間、花火が打ち上げられた。像は、42mという高さで、トルコでもっとも大きく、世界でも10番目の大きな彫像プロジェクトとして知られている。アタテュルク像は、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロにある高さ38mのイエス像よりも高い。

アタテュルク像は、ブジャ市チャルドゥラン地区のバイパス道に面した岩場で3年前に建設作業が始められた。初めに、地盤調査と鋼板による静的載荷調査が行われた。建設に際して450トンを上回る鋼板が用いられ、3層のショットクリート(吹き付けコンクリート)が施され完成した。彫刻家ハルン・アタライマンによる像の建設にあたっては、ドクズ・エイリュル大学をはじめとして、25の大学が協力した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:能勢美紀 )
( 記事ID:17430 )