新型インフルエンザで2名が新たに死亡:感染者数は391名に
2009年09月17日付 Jam-e Jam 紙
【社会部】A型インフルエンザで新たに2名の死亡が発表されたことで、同インフルエンザによる国内の犠牲者数は4名となった。また、34名の新たな感染者が明らかにされ、感染者数は391名となった。
保健省の発表によると、亡くなったのは2歳以下の子供2人で、基礎疾患として脳の病気を持っていた。これより前に亡くなった二人のうち、一人は36歳の女性、もう一人は96歳の老人男性だった。
保健省はA型インフルエンザの感染者・犠牲者数に関する発表を、毎週水曜日に行うことにしており、この1週間でA型インフルエンザの国内感染者は34名増え、これにより国内の感染者数は391名に達したことが発表された。
今回の発表によると、新型インフルエンザの国内感染者の年齢層は〔主に〕15歳から34歳であるという。
また、感染者の50%はメッカ巡礼から帰国した旅行者であり、26%は巡礼帰国者との接触によって感染している。これ以外としては、タイや欧米諸国からの帰国者、及びこれらの帰国者と接触した人々が感染者の内訳を占めている。
さらに、感染はほとんどの州に広がっており、そのうち感染例が最も多かったのは、ホラーサーン州とテヘラン州であるとも報告されている。
両州には、メッカ巡礼など海外に旅行する人が多く、また海外からの旅行客の訪問も多い。こうしたことが、両州でインフルエンザ感染者が多いことの要因となっているとされている。
メフル月はインフルエンザとともに
保健相は極めて重要な「豚インフルエンザ対策本部設置検討会議」が開かれたことを明らかにし、さらに〔学校の新学期が始まる〕メフル月1日〔9月23日〕に大学を含めた全ての学校は問題なく始業されることを発表した。
〔中略〕
感染に関する地域の状況
今回の〔保健省の〕発表によると、サウジアラビアでの新型インフルエンザの感染者数は4034人、犠牲者数は26名にのぼり、地域で最も感染者数が多い。つづいて、クウェートが感染者数1797人で2位となっており、オマーン、カタール、エジプトが続いている。
アジアでは感染者数が急激に増加しており、タイでは300万人以上が感染しているという。日本、インド、バングラデシュなども感染の爆発的増加に直面している。
〔後略〕
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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:17468 )