ミッチェル米特使、イスラエルと交渉再開合意に達せず。明日再び会合
2009年09月17日付 al-Hayat 紙
■ ミッチェル米中東特使の努力、イスラエルとの相互理解に達せず。明日入植地問題決着へネタニヤフ首相と再会談
2009年09月17日付アル=ハヤート紙(イギリス)HPアラブ世界面
【ナザレ:アスアド・タルハミー】
イスラエル政界筋によると、イスラエルとパレスチナ自治政府の交渉再開に関するイスラエルとアメリカの連絡協議は昨日(16日)、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とジョージ・ミッチェル米中東特使がエルサレムの首相官邸で行った会合の後、袋小路に入った。占領下のヨルダン川西岸地区とエルサレムにおける入植地建設問題をめぐる対立の中、パレスチナとの交渉再開を可能にするような相互理解には到らなかった。
イスラエル首相府は「ネタニヤフ首相とミッチェル特使の会合は良好なものであった」との短い声明を発表したが、来週ニューヨークで国連総会の年次会合開催に合わせたバラク・オバマ米大統領とネタニヤフ首相、パレスチナのマフムード・アッバース大統領(通称アブー・マーズィン)の三首脳会談の実現へとつながる進展が見られたとの言及はなかった。
イスラエルのラジオ局によると、ネタニヤフ首相は来週水曜日(23日)ニューヨークへ向けてイスラエルを発ち、二日後にイスラエルへ戻る予定だが、ミッチェル特使の仲介によりパレスチナ人との相互理解が達成されれば、ネタニヤフ首相は月曜日か火曜日にもニューヨークへと出発を早める。イスラエル側では、昨日のミッチェル特使とパレスチナ指導部との会合およびアラブ諸国歴訪の結果を待っているところであり、ミッチェル氏は明日イスラエルに戻り、今週三度目となるネタニヤフ首相との会談を行う予定である。
(後略)
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:梅原春奈 )
( 記事ID:17471 )