ブルジュ・ドバイ爆破計画をUAE当局が阻止したとイスラエル紙が報道、UAE側は否定
2009年09月16日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ アラブ首長国連邦、ブルジュ・ドバイ爆破計画阻止をめぐるイスラエルの報道を否定
■ マアリブ紙:「パレスチナ人やシリア人などを含む分子がイランかアル=カーイダのために活動」

2009年09月16日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【ドバイ、ナザレ:ジャマール・アル=ムジャーイダ、ズハイル・アンドラウス(本紙)】

ドバイ政府筋は、アラブ首長国連邦(UAE)諜報機関によるブルジュ・ドバイ(ドバイタワー)爆破テロ計画阻止に関するイスラエルの報道を否定した。

UAE筋は、昨日のイスラエルのマアリブ紙による報道は偽の情報で、全く信頼性はなく、UAE、とりわけドバイを動揺させることが目的であるとの見方を示した。ドバイ政府公式筋は、「イスラエル紙の主張の目的は、動揺を引き起すことのみにある。イスラエル紙が報じた情報は全て偽りであり、ドバイは治安と安全を享受している」と述べた。

昨日火曜日発行のイスラエルのマアリブ紙は、ハイレベルのヨーロッパ筋の話として、UAEの治安当局が「ブルジュ・ドバイ」爆破計画の阻止に成功したと報じた。ブルジュ・ドバイは世界一高い建築物で、その高さは818メートルにおよぶ。同紙によると、この計画は“アラブの9・11”となるべく、イランの首都テヘランで計画された。

同紙で中東専門のアナリストを務めるジャッキー・ホーギー氏によると、現在までにアラブ各国出身の容疑者8人が逮捕されているが、アブダビ政府は情報や捜査の流れなど、この計画に関するあらゆる事について沈黙を続けている。

また、ホーギー氏はヨーロッパ筋の話として、この「メガ級」の作戦はイラン革命防衛隊によって計画されたと述べ、UEAの地元治安当局が容疑者を逮捕した際、一緒に爆発物数トンや、爆発物が装着されたベルト、大量の高性能自動小銃を押収したと指摘した。同筋によると、これらの武器はイランの首都テヘランからUAEに輸送されてきたものだという。

続けてマアリブ紙は、ヨーロッパ筋が入手している多くの情報から、このグループのメンバーがUAEにある軍事基地への攻撃も計画していたことが明らかになったとも報じた。

今年12月の落成が正式に予定されているブルジュ・ドバイは180階建てで、居住のほかにも、商業・娯楽目的で使用される。このタワーはUAEのイウマール社によって計画され、巨額な工費が投じられている。イスラエル紙によると、この建物はアラブにとってのバベルの塔であり、爆破計画の目的は、3ヵ月後に控えた落成の妨害にあったという。

ホーギー氏の指摘では、地元の諜報機関は容疑者8名を逮捕したことで、約2ヶ月前にテロ計画の解明に成功した。このうち数名は、UAEを構成するラアス・アル=ハイマ首長国で逮捕され、その他の数名はヨーロッパ筋によると、シャールジャ首長国のホール・ファッカーンで逮捕された。

またマアリブ紙によると、容疑者への取り調べは徹底的に行われた。地元の諜報機関は取調べで、このグループのメンバーがイラン革命防衛隊と密接な関係にあることや、容疑者のうち3名が地元出身であり、残りの容疑者はシリアやパレスチナ国籍であることなどを突き止めた。ホーギー氏によると、勾留中の地元出身者は、アブドゥッラティーフ・ムハンマド、アブドゥッラー・スィボーリフ、ジャースィム・アル=スワイディーである。容疑者は全員、UAEの首都アブダビの拘置所に勾留され、取り調べが継続されている。

(後略)

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( 翻訳者:梶田知子 )
( 記事ID:17478 )