米・パレスチナ・イスラエル三首脳会談、イスラエル政府は満足を表明
2009年09月24日付 al-Hayat 紙

■ 三首脳会談にイスラエル満足:ネタニヤフ首相にとっての勝利、交渉と並行して入植活動継続にゴーサイン

2009年09月24日アル=ハヤート紙(イギリス)HPアラブ世界面

【ナザレ:アスアド・タルハミー】

 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の側近筋が明らかにしたところによると、ネタニヤフ首相は、一昨日(22日)ニューヨークで行われたバラク・オバマ米大統領とパレスチナ自治政府のマフムード・アッバース大統領との三首脳会談の結果に満足している。イスラエル首相府のニール・ヘフェッツ広報担当官は、「首相が満足しているのは、入植活動の規模を縮小し前提条件なしで交渉を再開するとのネタニヤフ首相の立場にアメリカ側が受け入れ姿勢を示したためである」と述べた。

 連立内閣におけるネタニヤフ首相のパートナーらも三首脳会談の結果を歓迎し、パレスチナとの政治的交渉再開と並行して入植地建設継続が認められたとの見方を示した。また、ヘブライ語のメディアは、米大統領の一昨日の発言と、5月に行ったネタニヤフ首相との初会合及びカイロでの演説での発言内容を比較して、米大統領の立場が「後退した」と指摘している。

 ヘフェッツ広報担当官は、三首脳会談に関してイスラエル各紙が「冷ややかな会談」、米大統領からネタニヤフ首相及びアッバース大統領に対する「非難の会談」との見出しを載せ、「米大統領の忍耐が限界に達しようとしている」と論じたことに驚きを示し、イスラエル軍のラジオ局に対して、ネタニヤフ首相と側近らの印象は「全く逆である」と述べ、「オバマ大統領は、ネタニヤフ首相がパレスチナ側に対して最近行ったヨルダン川西岸地区の阻塞の撤去措置について賞賛した」と明らかにした。

(後略)

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( 翻訳者:梅原春奈 )
( 記事ID:17534 )