ギュナイ文化相、トルコ国軍トプカプ宮殿敷地内の倉庫撤去要請
2009年09月28日付 Zaman 紙

エルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣は、トプカプ宮殿内にあるトルコ国軍所有の毛布とブーツを収納している倉庫を空にするため国防省との調整を開始した。ギュナイ大臣は、この倉庫を社会的、文化的な活動に活用したいと話した。

ギュナイ文化観光大臣は、国防省がこの土地を歴史(的利用に)譲るよう強く要望したとした上で、「この時代においてこうした倉庫がスル・スルターニ地区(旧市街歴史地区)内に残される必要性はないと考えている。この場所は私たちの展示や社会的、文化的活動の場として活用できる」と述べた。

ギュナイ観光大臣は、イスタンブルの歴史的な土地であるアヤソフィア博物館、トプカプ宮殿、スルタン・アフメト・モスクが立ち並ぶ広場で今後車の往来が規制されることも明らかにした。大臣はアヤソフィア博物館とトプカプ宮殿が1年に200万人以上の観光客を迎えていることに触れ、問題となっている地区について車の往来を規制することで、容易で快適に人々が訪れることができるようにと取り組み中と説明した。大臣は特にトプカプ宮殿について積極的に取り組みを進めていると述べた上で、次のように話した。

「心に描いているのは、トプカプ宮殿を、今後、帝王の門に始まり、至福の門、ギュルハーネ、アフルカプにいたるまでをことごとく、世界各地の宮殿同様に、人々がわくわくして訪れることができ、トルコの歴史と今日双方に敬意を抱かせる、そんな場所にしたいということです。」

ギュナイ文化観光大臣は、国防省がブーツと毛布を収納する倉庫として利用している場所を、展示や社会的・文化的な活動に利用したいと述べ、問題となっている倉庫がこの時代においてスル・スルターニ地区(旧市街歴史地区)内に残される必要はないと考えているとした。大臣は「国防省がこの土地を歴史(的利用に)譲るよう強く要望した」と述べた。また、宮殿内にあり現在利用されていない病院を保健省から、同様に学校を国民教育省から譲り受け、観光に利用していく考えも示した。

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( 翻訳者:萩原絵理香 )
( 記事ID:17554 )