離婚した妻への婚資金として、ジャスミン700本
2009年09月28日付 Jam-e Jam 紙

【事件部】結婚資金のローンの分割払いを怠ったことがもとで、妻からの婚資金支払い請求に直面した青年に対して、700本のジャスミンを支払うよう命ずる判決が下された。

 ヴァナク司法センター記者クラブの報告によると、結婚から間もない若夫婦が家裁に赴き、夫婦間のトラブルについて審理した上で、夫婦関係の今後について裁定を下すよう判事に求めたという。

 この報告によると、妻エルハーム(18歳)は人生の伴侶を決めるには早すぎる選択をしてしまったことを後悔していると語った上で、次のように述べた。「5ヶ月前に〔夫となる〕サイードが、彼の両親と共に私の所へ求婚しに来ました。私はそのとき精神的に不安定な状態にあったため、将来の夫についてとくに調べることなく、この求婚を承諾してしまいました。最終的にジャスミン700本を婚資金にして、私たちは結婚しました」。

 彼女はまた、「サイードと結婚の約束を交わしたとき、彼は経済的に余裕があり、イラン北部にアパートを保有していると話していました。ところが結婚資金のローンの分割払いが滞ると、実は彼は無職で、彼の話がすべてウソだったことが分かったのです。こうした理由から、私はもっと大きな問題に直面する前に離婚することを決意した次第です。ただ離婚の前に、婚資金として設定した〔ジャスミンの〕花すべてを支払うよう彼に命じていただきたく、裁判所にお願いいたします」と訴えた。

 この報告によると、法廷の判事はこの若妻とその夫双方の事情を聴取した上で、夫に対し婚資金の支払いを命ずる判決を下したとのことだ。

Tweet
シェア


関連記事(婚資金の金塊1000個も女性に幸せをもたらさず:ある若妻の離婚劇)
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:小野彩 )
( 記事ID:17600 )