ロシア人花嫁をいら立たせる質問!
2009年09月20日付 Milliyet 紙

トルコ人と結婚してトルコで暮らす若い女性たちは、ロシアに関する偏見からくる紋切り型の質問を受けることに不平をもらしている。

インターネットサイト「turkey.ru」をはじめとする様々なインターネットフォーラムで、トルコでの生活に関する経験を共有している若い女性たちによると、トルコで出会うひとほとんど全員が自分たちに同じ質問をするのだという。

■親戚たちは難色を示す
ロシア人がトルコで最もよく聞かれる質問の筆頭に、「ロシアの女の子たちはなんでみんなそんなにきれいなの?」がある。しかし、質問するひとはすぐ後に続けて。「ああ、 あなたたちの国は寒いものね」と、答えも自分で出すのである。
若い女性たちは、ロシアにおいてもこれに似た偏見と知識不足があり、トルコ人と結婚すると知った親戚たちからは、「気でもくるったの?売られてしまうわよ」「気をつけなさい。よく聞いて、いずれこどもを盗られてしまわよ」、「何番目の妻になるの?」、「髪を黒色に染めるの?」「チャルシャフ(女性の体全体を覆う布)を着用するの?」といった反発を受けると話す。

■「なぜロシア人の女の子たちには脂肪がつかないの?」
ロシア人がトルコで頻繁に聞かれる質問には、ほかに以下のようなものがある。
「あなたの髪は地毛?(染めたの?)」
「出身はどこ?」
「ロシア人?それともベラルーシ人?」
「モスクワってどこにあるの?」
「なんでトルコに来たの?ロシアでは仕事がないの?」
「婚活に来たの?ロシアには男の子が少ないのでしょう?」
「ロシアには猫とか犬はいるの?」
「あらまあ、ロシア人もチャイ(紅茶)を飲むの?」
「以前の共産主義がよかった?それとも今のほうがいい?」
「豚肉を食べる?」
「キリスト教徒になるのとイスラム教徒になるのはどちらがいい?」
「どういうこと?ロシアにもアイロンがあるっていうの?」
「ロシアの女の子たちはなんで脂肪がつかないの?」
「なんでロシア人は30歳を過ぎると美しくなくなるの?」
「トルコ人男性はすごくかっこいいでしょう?」

■映画化
2002年には「ロシアの花嫁」というタイトルの映画も撮影された。脚本ウムル・ブガイ、監督ゼキ・アラスヤ、主演メティン・アクプナル、タチアナ・ツ ヴィケヴィッチによる「ロシアの花嫁」では、モルドバから来たアーチェリーの世界女王が、トルコ代表として試合に出場するために偽装結婚し、その後起きるドタバタ劇を映画化した。

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( 翻訳者:萩原絵理香 )
( 記事ID:17625 )