アンタリヤ映画祭のクルド語映画、拍手につづき論争へ
2009年10月15日付 Radikal 紙
アンタリヤ映画祭で「金のオレンジ賞」を競っているクルド語映画「Min Dit(私は見た)」に対し、その上映のあと、一部の観客が抗議した。
上映のあと、長い間、拍手の鳴り止まなかった映画であったが、討論部分に入ると、一部観客の非難に遭遇した。ある観客が、「我々はこの映画に抗議する。トルコ兵が悪く描かれている」といい、他の観客も、「私のクルディスタンはどこ?」という台詞に抗議した。ミラズ・ベザル 監督は、誰かをとくに悪く描いたわけではない、と述べた。
この映画で演じたハカン・カルサクは、「イラクやアフガニスタン、パレスチナでの子供たちの悲劇に同情する皆さん方には、東部の子供たちのことも忘れないいただきたい」と返答した。
討論の間中、映画に抗議する人々と支援する人々の間では、小さな言い争いが続いた。製作者にファーティフ・アクンも加わっているこの映画の舞台はディヤルバクルである。映画では、母方の祖父ジテムに殺されそうになった二人の子供が、なんとか生き抜こうとする姿を描き、ストリートチルドレンが主人公となっている。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:17669 )