ハニーヤ氏、内部和解に関するエジプト提案文書への立場を表明へ
2009年10月15日付 al-Hayat 紙
■ ハニーヤ氏、今日[15日]ハマースの立場を宣言
2009年10月15日付アル=ハヤート紙(イギリス)HPアラブ世界面
【ガザ:ファトヒー・サッバーフ】
本紙の得た情報によると、解任された[ハマース主導の]パレスチナ内閣首相であるハマース幹部イスマーイール・ハニーヤ氏は今日[15日]、ガザで包括的演説を行い、パレスチナ国民和解に関するエジプトの提案文書に対するハマースの立場を宣言する。また、マフムード・アッバース大統領からハマース幹部へ向けられた非難、特に国民和解やイスラエルのガザ攻撃、ゴールドストーン報告書に関する非難に返答する予定である。
ハニーヤ氏はアッバース大統領やファタハに対して激しい攻撃を行うと予想される。また昨日には、ゴールドストーン報告書を歓迎すると宣言している。同報告書に関してパレスチナ自治政府(PA)は、ハマースがこれを国民和解の進展に伴う義務から逃避するために利用していると非難している。ハニーヤ氏はイスラエルのガザ攻撃による負傷者のための集会で、報告書の採択延期に抗議して「我々はゴールドストーン報告書を支持する。我々は最初からこの委員会の活動に便宜を図り、全面協力してきた。...我々は報告書を支持しており、これを最大限に活かしたい。そして、占領当局の幹部らが手錠で縛られた姿を目にする時を待っている」と述べた。
またハニーヤ氏は、「報告書の勧告に対するハマースの立場をめぐって、メディアで嵐のように様々な情報が煽られており、ハマースが報告書に反対しているなどと伝えられているが、それは報告書支持決議の採決の撤回という犯罪を隠蔽しようという絶望的な試みであり、[ガザ地区攻撃に関する]調査の間には調査委員会に然るべく対応し、これを全面的に受け入れた(解任された)内閣の立場に触れようとすることである」との見解を示した。さらに、「抵抗の権利や人民の自衛権に関する[報告書の]項目に関して我々に異論があるとしても、それは我々が報告書を支持しないということを意味しない」と述べた。
(後略)
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( 翻訳者:梅原春奈 )
( 記事ID:17684 )