エジプト警察、ガザへの密輸品を大量押収
2009年10月15日付 al-Quds al-Arabi 紙

■エジプト警察、ガザへの大量の密輸品を事前に押収

2009年10月15日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【ラファハ】

エジプトの公安筋は、シナイ半島北部の治安部隊が水曜の夜から木曜の朝にかけて、ガザ地区への大量の密輸品を事前に押収したと発表した。

同筋によると、エジプト国境付近のラファハの農園内で大量の食品、電気製品、日用品、機械部品、家具などを密輸に備えて保管していた倉庫が摘発された。密輸犯らが逃亡した後、これらの製品は13台の小型トラックで警察が所有する倉庫へ輸送され、近々競売にかけられるという。

また警察は、ガザに密輸される予定だった大量のセメントと塗料を載せた4台の大型トラックも押収した。

エジプトの治安当局は5ヵ月前から、国境付近の密輸用地下トンネルと密輸物資とを摘発する組織的キャンペーンを行っており、地下トンネルを見つけ出すために警察犬と最新の機器が用いられている。

イスラエルは、2007年7月にハマースがガザを掌握したことを受けてガザ地区を封鎖し、この日以降、エジプトはガザ地区とエジプトをつなぐラファハ検問所を閉鎖した。その根拠は、ハマースの部隊ではなくパレスチナ当局の部隊が国境のパレスチナ側に駐屯するという、〔ラファハ通行所の〕運用協定にある。

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( 翻訳者:中島希 )
( 記事ID:17698 )