アブドゥッラー・ギュル大統領は、テロ組織メンバーの投降に伴った騒ぎが「挑発的」であるとし、「一方(トルコ政府)が、平和を、血を流すのを止めようとしているのに、もう一方がその意味を理解せず、この種の示威行動、この種の限度をこえた行動に及ぶことを、受け入れることはできない」と述べた。
ギュル大統領は、カザフスタンのヌールスルタン・ナザルバエフ大統領と共に大統領官邸で行なわれた会合の後に行なわれた記者会見で、新聞記者の問いに答えた。
テロ組織メンバーの投降に伴い起こった騒動に関した質問に関して、ギュル大統領は以下のように述べた。
「ご指摘の光景は、のぞましいものではない。はっきりいいますが、私はこの騒ぎには賛成できない。これは挑発的な光景だ。一方が、平和を、血を流すのを止めようとしているのに、もう片方がその意味を理解せず、この種の示威行動、この種の限度をこえた行動に及ぶことに、賛成することはできない。強調しますが、この観点でみんながちょっと冷静に考え、そして行なわれたこの大きな功績に対して節度を越えた反応をやめることをここに提案する。(テロとの戦いでの)多くの人の苦しみに対し、この苦しみの終焉をめざし、トルコのすべてのエネルギーを国の発展と、地域間の収入格差の解消に向けて進もうとしてるときに、そのために寛容を示そうとしているときに、まるで、これをやめさせようというかのような行動に及ぶことは、適切なことではない。」
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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:17716 )