夏時間が昨日終了した。2009年3月29日に開始した夏時間は、勤務時間が一日の日照時間帯に当たるよう、また、日の光がより有効に活用され、電気エネルギーの照明への利用が抑えられるよう導入されている。
夏時間の適用による省エネの実施は、EU諸国と時間を合わせ、同じ取り組みをすることと並んで、夕方~夜に最大となるエネルギー消費需要の低減が目的とされている。
一方、夏時間の適用によって、毎年「中規模の」水力発電所の年間生産量分のエネルギーを省力化している。
夏時間の適用はEU諸国と同様に、3月の最終日曜日に開始され、10月の最終日曜日に終了する。よって、来年の夏時間については2010年3月28日(日)AM03:00に1時間前倒しされる。
■夏時間適用の撤廃運動
エネルギー天然資源省では夏時間適用の撤廃と子午線の変更について作業が継続されている。
世界人口の約77%(約450万人)が夏時間を適用している。夏時間はEU諸国、アメリカ、カナダ、メキシコ、チリ、エジプトで導入されている。アメリカ、カナダ、オーストラリア、ブラジルでは夏時間は適用されているが、導入していない州や地域もある。
どの国も適切な子午線を時刻決定の基準子午線として採用している。世界規模で各国を見ると、可能であれば一国の最東部の子午線で時刻を決定しているようである。(例えばギリシャとブルガリアはイズミットを通る東経30度を基準線としている。夏時間を適用する際は、ウードゥルを通る東経45度を基準としている。)
トルコはというと、世界の動きに反してEU諸国に合わせるために、西部の東経30度を基準子午線としている。トルコでは一年のうち5ヶ月は冬時間、7ヶ月が夏時間を適用している。
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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:17720 )