ガザ地区出身の女性収監者2人解放、ハマースは盛大な式典を準備
2009年10月02日付 al-Hayat 紙

■ ガザ地区出身の女性収監者2人を歓迎する盛大な準備、ハマースは捕虜交換取引を人気改善に利用

2009年10月02日付アル=ハヤート紙(イギリス)HPアラブ世界面

【ガザ:ファトヒー・サッバーフ】

 ガザ地区のパレスチナ人は昨日、長年無縁であった喜びの雰囲気の中で過ごした。イスラエル占領当局がガザ地区出身の女性収監者2人を解放したという情報が伝えられたのだ。この情報は後に噂だったということが明らかになったが、当局は2人の解放を今日金曜日に決定していた。占領当局は、2007年5月にベイト・ハーヌーン(エレズ)通行所で逮捕されたファーティマ・アル=ザックと彼女の乳児、姪のラウダ・ハビーブを解放する。これはエジプト後援のもと、ドイツ人調停担当者エルンスト・ウーアラウ氏の仲介で実現した取引の一環で、拘束されているイスラエル兵ギラード・シャリットが生存している姿を映した1分間の映像テープと引き換えに、パレスチナ人女性収監者20人を解放するというものである。

 ハビーブさんは女性収監者20人の取引内容に含まれていなかったが、解放される女性収監者のリストに記載された1人であるバラーア・ムルキーさん(15歳)が一昨日占領当局によって解放されたのに対して、ハマースが交換を要求し、ハビーブさんが解放されることになった。

 女性収監者2人の親族ら市民数百人とハマースの支持者は昨日の昼、ザックさんと彼女の息子ユースフ(18ヶ月)とラウダさんを迎えるために、ガザからベイト・ハーヌーン(エレズ)通行所を目指し大挙して出発した。2人の生れ故郷であるガザ市では、祝典を開催するための準備が盛大に行われた。また、解任された[ハマース主導の]自治政府内閣のイスマーイール・ハニーヤ首相による正式な式典の準備も同様に行われた。ハニーヤ首相はこの機会に記者会見の開催を決定している。

 これらの準備や祝典は、この部分的取引を最大限に利用しようとするハマースの努力の一環である。この取引はたとえ少しでも、過去3年間の弾圧的な行為や、社会的自由の抑圧、刑務所での拷問などにより後退したハマースの人気を回復させたからである。しかしドイツとエジプトが仲介して、イスラエル側とハマースおよび「人民抵抗委員会」側の包括的な捕虜交換の前に立ちはだかる障害を乗り越えることができる時、ハマースの人気はその輝きを大きく回復するだろう。

(後略)

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( 翻訳者:青山沙枝 )
( 記事ID:17735 )