「"さまざまな感情"への配慮」に反論―民主市民党アイナ副党首
2009年11月02日付 Zaman 紙
民主市民党(DTP)副総裁エミネ・アイナは、民主的解決のプロセスにおいて語られている「“様々な感情”に配慮すべき」という主張に反発を示した。「“様々な感情”に配慮するように」との要求はやめるよう主張する同氏は、「公定イデオロギーによってもたらされる“様々な感情”に我々は反対である」と述べた。
アイナ氏は、民主市民党がディヤバクルで行った会合で発言した。「公定イデオロギーによってもたらされる“様々な感情”に配慮するよう」誰に対しても期待する必要などないと述べながら、「我々はもともと公定イデオロギーに反対である」と述べた。同氏は、最近クルド労働者党(PKK)党員の投降の際の歓迎に反対するため行われたデモを引き合いに出しながら、次のように述べた。「戦闘員たちが通りに出ていたという、民族主義者行動党が通りに出ていたという。彼らが何ものであったかは明らかである。ファシストであり人種差別主義者である。我々はこれらの者のどういった考え方に、共感できるというのか?我国で30年間続いた戦争において、幼い子供を失った家族を傷つけないようにという、ある感受性豊かなアプローチ(相手の気持ちをくみ取るという敏感さ)を我々は持っている。こうした感情に対しては、ずっと配慮するつもりである。なぜなら彼らは苦しみや悲しみを経験したからだ」
アイナ氏は、トルコに、あるトラウマが生じても、クルド人たちの罪ではないと主張し、「このトラウマを解消するには、トルコ国民に真実を説明することである。和平プロセスは難しいプロセスである。このプロセスを呼び起こそうと願う人々もおそらくいることだろう。そうした人々のうち、我々のところに(話し合いに)来たがっている人もいる。またこのプロセスを壊そうとしている者もいる。なぜなら戦争に頼るものもいるからだ。MHPと共和人民党(CHP)は戦争に頼っている。CHPとMHPが騒ぎたてるのは仕方のないこと。騒ぎ立てているということは、トルコの感受性と言うことではない」と述べた
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( 翻訳者:尾形知恵 )
( 記事ID:17795 )