イスラエル、東エルサレムの新たな入植地開設を祝う式典
2009年10月08日付 al-Hayat 紙

■ イスラエル、東エルサレム最大の入植地開設を祝う式典

2009年10月08日付アル=ハヤート紙(イギリス)HPアラブ世界面

【ナザレ:本紙】

 占領下エルサレムにおけるユダヤ人入植活動の継続に対する国際的抗議も虚しく、市内の緊迫した空気をさらに緊迫させるべく、イスラエルは昨日、占領下東エルサレム南部にあるパレスチナのジャバル・ムカッバル地区の中心部に新たなユダヤ人入植地「ノフ・シオン」建設の第2段階への土台を築いたことを祝う式典を行った。

 同地区では数年前に住宅91戸が建設され、80世帯以上が居住している。第2段階では、これに加えて住宅105戸を建設する。祝賀式典には多くの閣僚やイスラエル国会議員や高位のラビ、右派活動家数百人が招待された。また今日は、新たな居住区のシナゴーグ(ユダヤ教の礼拝所)に旧約聖書を献納する別の式典が行われる。

 イスラエル各紙は「新たな居住区は、莫大なアパートの代価を支払うことができる敬虔かつ民族精神に富むユダヤ人専用に建設されるもの」で、「アパートの所有者はイスラエル人かアメリカ国籍のユダヤ人である」と伝えた。また入植地建設プロジェクトの計画者は第3段階としてさらに住宅150戸の建設を計画しており、「これが建設されれば、ノフ・シオン地区は、東エルサレムのアラブ人地区内部に位置する最大のユダヤ人入植地になる」という。

(後略)

Tweet
シェア


原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:梅原春奈 )
( 記事ID:17806 )