国会予算委員会「クルド人人口」問題で紛糾
2009年11月06日付 Milliyet 紙

トルコ大国民議会(TBMM)の国家予算委員会は、(昨日)首相府管轄の諸組織の予算が話しあったが、会議は「クルド人人口」問題で紛糾した。

民主市民党(DTP)のハシプ・カプラン議員は、トルコにいるクルド人人口が2千万であり、しかし正確な数字が明確にされる必要があると述べた。(この発言に対し)公正発展党の席からは「ここはクルド国家ではない」と反発が高まった。すると、(DTPの)イスタンブル選出議員のアラアッティン・ビュユクカヤ氏は、「そんなものじゃない。2千5百万から3千万人はいる。それどころか5千万、6千万人だ」と発言した。カプラン氏は、「トルコ統計機構はあなた方政府の管理下にある。統計調査をすればいい、何人のトルコ人が、何人のクルド人がいるのか、何人ボスニア人が、何人チェルケス人がいるのか明らかになる」と発言した。(民族派の)民族主義者行動党(MHP)党員らは議論を静観していたが、議長団の書記を務めている公正発展党のイスパルタ選出議員のスュレイヤ・サーディ・ビルギチ氏が、MHPデニズリ選出議員のエミン・ハルク・アイハン氏を指差して「隣の議員を押さえて黙らせろ」と発言すると口論が始まった。アイハン氏は「私はお前の兵士なのか?分を弁えてもらいたい。私はお前の父親の息子かい?どういう了見で私に『仲裁しろ』などと言えるんだ」と怒鳴った。他のMHP党員らもビルギチ氏を批判したのを受けて、今度はAKPの側から反発が高まった。この時、アイハン氏とビルギチ氏は席を立ち、互いに詰め寄った。(DTPの)カプラン氏がMHPのアイハン氏を支持すると、AKP党員らは大きく反発した。カプラン氏は机を拳で叩いた。委員長がここで話し合いを中断した。

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( 翻訳者:林奈緒子 )
( 記事ID:17820 )