大統領報道官「エジプトはパレスチナ内部和解への希望を失っていない」
2009年10月19日付 Al-Ahram 紙

■エジプト、どんなに亀裂が深くてもパレスチナ和解締結への努力を止めず
■アッワード報道官:「エジプト提案の着実な実行を保証すべく、各派との連絡を継続する」

2009年10月19日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【ローマ:ムハンマド・アミーン・アル=ミスリー】

ホスニー・ムバーラク大統領は昨日、5日間に及ぶヨーロッパ訪問を終え、エジプトへ帰国した。今回の訪問国はハンガリー、スロヴェニア、クロアチア、イタリアの4カ国。

この4カ国の首脳との会談においてムバーラク大統領は、商業や投資面における協力拡大や合弁事業の設立、高度なテクノロジー技術の移転といった、数々の政治・経済問題に焦点を当てた。

エジプト大統領府公式報道官のスライマーン・アウワード氏は、「ムバーラク大統領は中東情勢について、イスラエル側からだけの一方的なイメージではなく、着実なイメージを欧州諸国に伝えることに意欲を注いだ」と述べた。

イタリアの首都、ローマを出発する直前の記者会見で同報道官は以下のように述べた。「エジプトは派閥間にどれほど深い亀裂があり、ごまかしや時間稼ぎが行われようとも、パレスチナ内部和解締結への努力を止めることはない」「エジプトは和解問題に対し希望を失っていない。エジプトは全ての派閥間の信頼醸成 と、真の和解到達のための良い雰囲気作りの努力を続ける」。

(後略)

Tweet
シェア


原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:小林沙織 )
( 記事ID:17837 )