■エジプトが農業、エネルギー、公共施設の専門家派遣でブルンジを支援へ
2009年11月11日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【カイロ:ムハンマド・アミーン・アル=ミスリー】
アフリカとエジプトの関係強化に向けて、エジプトのホスニー・ムバーラク大統領はブルンジへの支援を決定した。エネルギー、農業、観光といった分野での専門家を派遣し、ブルンジの意欲的な経済発展事業の遂行と、内戦によって荒廃したインフラ施設の近代化を支援してゆく考えである。
この大統領の決定は、ブルンジのガブリエル・ンティセゼラナ第二副大統領とその随行団を、ヘリオポリスの大統領宮に迎えた際に発表された。会見にはアフマド・アブルゲイト外務大臣も同席した。
会見後の記者会見で第二副大統領は、同国の要望に応えてくれたムバーラク大統領への感謝の意を表し、「エジプトが農業と灌漑、さらには発電の分野で経験を有していることをブルンジは熟知しており、その経験に学びたいと強く願っている」と述べた。
また第二副大統領は、エジプトのビジネスマンや投資家たちに、ブルンジで事業を起こせば双方にとって多くの利益が生まれるだろうと呼びかけた。またブルンジには良い投資対象となる観光資源もあると指摘した。
ブルンジ第二副大統領はさらに、ナイル川流域諸国の一つとして、エジプトがナイル川の水資源に歴史的な権利を持つとブルンジが認めていることを確認した。さらにはエジプトの建設会社に対し、道路や浄水所、下水道、発電所といった数々のインフラ事業をブルンジで手掛けるよう呼びかけた。
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( 翻訳者:倉井彩 )
( 記事ID:17858 )