司法盗聴問題でトルコ電気通信情報局長会見「最高裁への盗聴はない」
2009年11月12日付 Zaman 紙
電気通信情報局長フェトヒ・シムシェキは、最高裁での盗聴事件について興味深い説明をし、事件を新たな段階に導いた。
シムシェキ氏は、「6年間、司法の決定なしに首相は盗聴されていた。いかなる司法の決定もなしに、この国の首相は6年間も盗聴され、(このことで)誰も動かない一方で、裁判所と司法の決定で傍受された電話に対し巻き起こされそうになっている嵐は、明らかにダブルスタンダードであるということをはっきりさせたい」と話した。シムシェキ氏はまた、最高裁判所のいかなる電話も盗聴されていないと説明した。
シムシェキ氏は、盗聴が裁判所の決定で行われていることにふれ、メディアで深刻な情報の歪曲が行われていることに注目し「盗聴に関し、メディアでは情報の歪曲がある」との説明をした。
マルテペにある局の建物で話したシムシェキ氏は、「私たちの組織では不法な盗聴は一切行われていない」と話した。最高裁判所の電話盗聴に関する主張については「最高裁判所の固定電話に関してはいかなる傍受も行われていなかった。一台の電話に関する(エミンアーオールに関する)司法の決定があるにもかかわらず、電話交換という仕組みにより盗聴されていなかった。最高裁判所のいかなる電話も私たちは盗聴していない。このようなことは問題外だ」と話した。
また、次のように続けた。
「通信情報局では絶対に傍受は行われていない。盗聴は、裁判所が下した決定にしたがい、盗聴用内線が与えられた担当官により所属の機関で行われている。裁判所の決定なしに盗聴を行えば、罪を犯したことになる。2009年11月5日の捜査は裁判所の決定で行われ、通知をおこなって実施した。強制捜査ではない。オメル・ファルク・エミンアーオールの訴えにより行われた問題の調査活動で、法を逸して捜査が行われた。最高裁判所に属していることがわかっている固定電話は、一切盗聴されていなかった。」
(後略)
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( 翻訳者:倉本さをり )
( 記事ID:17863 )